Rehabilitation

VRT職業レディネス・テスト(vocational readiness test)-目的・対象・職業興味・基礎的指向性について

 

職業の適性検査の一つに“VRT職業レディネス・テスト”があります。
この検査もホランド理論を基礎に作られたものですが、今回はこのVRT職業レディネス・テストの目的や対象、職業興味や基礎的指向性についてまとめました!

VRT職業レディネス・テストとは?

職業レディネス・テスト(VRT:vocational readiness test)とは、“ホランド理論”に基づく“6つの興味領域(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)”に対する興味の程度と自信度と、基礎的志向性(対情報、対人、対物)の検査になります。

目的

基礎的指向性、職業志向性を測定することで、対象者の職業に対する準備度(レディネス)を把握すること、さらには対象者自身が職業に関する自分のイメージをチェックしたり、進路選択への動機付けを促したりすることを目的としています。

対象

VRT職業レディネス・テストの対象者は、

中学、高校、短大、大学、高専、専門学校、職業訓練校、職業相談機関
…などになります。

所要時間

要時間は実施(40~45分)、採点も含めると1時間程度になります。

検査の構成について

VRT職業レディネス・テストは、

・A検査:職業興味
・B検査:基礎的指向性
・C検査:職務遂行の自信度
…の3つで構成されています。

A検査:職業興味

A検査は、職業・仕事の内容を記述した54項目の質問から構成されています。
この54項目の質問に対して「やりたい」、「どちらともいえない」、「やりたくない」の3段階で回答する方法になります。
このA検査によって対象者の興味が6つの職業領域において、どういった傾向を示しているのかを測定することができます。

領域名 内容
現実的興味領域(Realistic:R領域) 機械や物体を対象とする具体的で実際的な仕事や活動の領域
研究的興味領域(Investigative:I領域) 研究や調査のような研究的、探索的な仕事や活動の領域
芸術的興味領域(Artistic:A領域) 音楽、芸術、文学などを対象とするような仕事や活動の領域
社会的興味領域(Enterprising:E領域) 企画・立案したり、組織の運営や経営などの仕事や活動の領域
慣習的興味領域(Conventional:C領域) 定まった方式や規則、習慣を重視したり、それに従って行うような仕事や活動の領域

B検査:基礎的指向性

B検査は、日常の生活行動について記述した64項目から構成されています。
64項目の各質問に対して「あてはまる」、「あてはまらない」で回答していきます。
被験者の基礎的志向性が職業への興味・関心の基礎となる以下の3つの基礎的志向性において、どういった傾向があるのかを測定することができます。

方向性の名称 内容
対情報関係志向(Data Orientation:D志向) 各種の知識、情報、概念などを取り扱うことに対する志向性
対人関係志向(People Orientation:P志向) 人と直接かかわりをもつような活動に対する志向性
対物関係志向(Thing Orientation:T志向) 機械や道具、装置など、いわゆる“もの”を取り扱う活動に対する志向性

C検査:職務遂行の自信度

C検査は、A検査と同じ54項目の質問で構成されています。
この54項目の質問に対して、「自信がある」、「どちらともいえない」、「自信がない」の3段階で回答します。
被験者の職務遂行の自信度についてA検査と同じ6つの職業領域において、どういった傾向を示しているのかを検査します。

まとめ

VPI職業興味検査もそうですが、対象者の職業的興味と適性について客観的に把握することって非常に重要なんだと思うんです。
『働き方改革』や『ワークアズライフ』なんて言葉が浸透してきている今、作業療法士が“働き方”に介入することも必要になってくるんじゃないでしょうかね?

作業療法士は語りたい!

働くってことに対して作業療法士が関わる機会は多くなるんですかね?
支援対象が労働環境なのか、働く人自身なのか、働き方なのかによって変わってくるだろうけど、
作業療法士の職域拡大って視点からも、今後必要性が高まってくると思うけどね!

職業レディネス・テスト

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