Rehabilitation

VPI職業興味検査(vocational preference inventor)-目的・対象・職業興味の6領域・5つの傾向尺度について

 

学生の進路や就職ガイダンスなどで使用されるのがこのVPI職業興味検査(vocational preference inventor)になります。
今回はこのVPI職業興味検査の目的や対象、そして職業興味の6領域、5つの傾向尺度についてまとめてみました。

VPI職業興味検査とは?


VPI職業興味検査(vocational preference inventor;VPI)の原版は米国のジョンズ・ホプキンス大学名誉教授のホランド(Holland)によって開発されました。
この原版を“独立行政法人労働政策研究・研修機構”が日本向けに翻案して国内で使用されています。

目的について

VPI職業興味検査では、160の具体的な職業名を提示し、対象者はその職業に対する興味・関心の強さを測定し、個人の6つの興味領域に対する興味の程度と、5つの心理的傾向尺度について把握することを目的としています。
VPI職業興味検査を通して対象者は職業との関わりにおける自己理解を含め、望ましい職業探索や職業選択活動を促進するための動悸づけや情報を提供することができます。

対象について

短大性や大学生以上の方に多く使用されています。
進路指導や就職ガイダンスのツールとして用いられてもいます。

所要時間について

所要時間は採点も含めて20分程度で実施可能です。

職業興味の6領域について

VPI職業興味検査では職業に対しての興味を…

・現実的領域(Realistic:R領域)
・研究的興味領域 (Investigative:I領域)
・芸術的興味領域(Artistic:A領域)
・社会的興味領域(Social:S領域)
・企業的興味領域 (Enterprising:E領域)
・慣習的興味領域(Conventional:C領域)
…の6つの領域に分けることができます。

現実的領域(Realistic:R領域)

機械や物体を対象とする具体的で実際的な仕事や活動の領域

研究的興味領域 (Investigative:I領域)

研究や調査のような研究的、探索的な仕事や活動の領域

芸術的興味領域(Artistic:A領域)

音楽、芸術、文学等を対象とするような仕事や活動の領域

社会的興味領域(Social:S領域)

人と接したり、人に奉仕したりする仕事や活動の領域

企業的興味領域 (Enterprising:E領域)

企画・立案したり、組織の運営や経営等の仕事や活動の領域

慣習的興味領域(Conventional:C領域)

定まった方式や規則、習慣を重視したり、それに従って行うような仕事や活動の領域

5つの傾向尺度について

また、VPI職業興味検査では対象者の心理的傾向を…

・自己統制尺度(Self-Control:Co尺度)
・男性−女性傾向尺度(Masculinity-Feminity:Mf尺度)
・地位志向尺度(Status:St尺度)
・稀有反応尺度(Infrequency:Inf尺度)
・黙従反応尺度(Acquiescence:Ac尺度)
…の5つに分けることができます。

自己統制尺度(Self-Control:Co尺度)

自己の衝動的な行為や考えをどの程度統制しているかを示します。

男性−女性傾向尺度(Masculinity-Feminity:Mf尺度)

伝統的な性役割にどの程度こだわっているかを示します。

地位志向尺度(Status:St尺度)

社会的威信や名声、地位や権力をどの程度重視するかを示します。

稀有反応尺度(Infrequency:Inf尺度)

職業に対する見方がどの程度ユニークであるかを示します。

黙従反応尺度(Acquiescence:Ac尺度)

どの程度幅広くさまざまな職業に関心を持っているかを示します。

まとめ

VPI職業興味検査はこれから就職をする大学生などを対象に、進路指導や就職ガイダンスの用具として開発されたものになります。
また検査項目や興味領域別の職業例示などは、職業情報探索の手がかりとして直接利用することもできます。

作業療法士は語りたい!

VPI職業興味検査は医療の現場で直接利用するって機会は少ないだろうけど、
今後学校教育の現場にも広がる可能性を含めると、こういう検査ツールについての知識も必要になってくるだろうね!
作業療法の対象領域の広がりとともに、必要とされる評価ツールも広がっていくんでしょうね!
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