Rehabilitation

TMT(Trail Making Test:トレイルメイキングテスト)-目的・評価方法・カットオフ値・平均値・注意点・中止基準などについて

 
Trail Making Test(トレイルメイキングテスト)の目的・評価方法・カットオフ値・平均値・注意点・中止基準

“Trail Making Test(TMT:トレイルメイキングテスト)”は高次脳機能障害である視覚的注意や視覚運動協調性に対して使われる検査の一つです。
臨床や現場で非常によく使用される検査ですが、方法は知っていても、どう解釈したらよいのか?…なんて作業療法士が多いようです。

そこで本記事では、注意障害の評価、検査方法である“TMT”の…

  • 概要
  • 対象疾患
  • 実施する目的
  • 具体的な検査方法や教示方法
  • 実施する際の注意点
  • 点数のカットオフ値や平均値

…などについて解説します。

Trail Making Test(TMT:トレイルメイキングテスト)とは?

TMTは“Trail Making Test(トレイルメイキングテスト)”の略称であり、高次脳機能障害である“注意障害”に対して使用される検査の一つです。
リハビリテーション医療でも特に作業療法や精神、心理領域で広く使用されています。

作業療法士だけでなく臨床心理士によっても行われることが多いようです。

TMT検査の開発背景

元々は陸軍の軍人に対して行われていたテスト(Army Individual Test Battery)の一部で、“Halstead-Reitan neuropsychological test battery”を構成するテストの1つだったようです。

TMTの対象疾患

TMT検査の対象としては以下のような疾患があげられます

  • 脳血管障害(脳梗塞・脳出血)
  • 頭部外傷
  • 水頭症
  • 認知症

また、転倒リスクが高い高齢者や、そして最近では自動車運転能力の評価のために実施される場合もあります。

TMTの目的について

TMTによる検査を実施する目的としては以下のとおりです。

  • 注意機能(持続性、選択性、配分性)
  • 遂行機能(前頭葉機能)
  • ワーキングメモリ

また、主な目的ではないもののその検査方法から以下の能力についての情報も得ることができます。

  • 視覚的探索機能
  • 視覚運動協調性
  • 精神的な柔軟性
  • 実行機能
  • タスクの切り替え

TMTの適応年齢

20~89歳

所要時間

約15分

準備物品について

TMT検査を行う際に必要な物品は以下の通りです。

  • 鉛筆
  • 消しゴム
  • ストップウォッチ
  • 検査用紙
次ページ:TMTのA検査、B検査について

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