色名語とそれが書かれた色名が異なる色名語を答えるというストループテスト(stroop test)ですが、遂行機能や選択的注意機能の検査として非常に有用とされています。
今回はこのストループ効果とストループテストの目的、やり方についてまとめてみました!

ストループ効果(stroop effect)とは?

ストループ効果(stroop effect)とは、1935年に心理学者の“ジョン・ストループ”によって報告された、文字色と文字意味の注意・切りかえに関する機能が干渉しあう現象を言います。

つまり情報処理過程における視覚情報(色)と言語情報(文字)が不一致したとき、その二つの情報が一致している時に比べると反応が遅くなる…ということになります。

ストループテスト(stroop test)とは?

ストループテストとは、このストループ効果を利用した検査であり、色名呼称における色と語の干渉効果課題を中心とした神経心理学的検査ということになります。

検査目的について

基本的にその検査目的としては、

・遂行機能
・選択的注意機能
…といった前頭葉に関わる領域の働きの検査を目的としていることがあげられます。

ストループテストのやり方について

まず基本的なストループテストの方法について説明します。
下の動画に表示される文字の色をできるだけ早く声に出して読んでください。

このように色と言語の情報の不一致を上手に処理できるかどうかをみるのがストループテストということになります。

ストループテストと脳機能

ストループテストは、いったい脳のどのような領域を刺激し、活性化することになるのでしょうか?
fMRIや光トポグラフィーを利用した研究によってわかったことは、ストループテストによって脳の、

・DLPFC(前頭葉の46野・9野)
・ACC(前部帯状回)
の活動を促すことが分かっています。

まとめ

古くから知られているこのストループ効果ですが、最近の脳トレブームも後押しして最注目されているようですね。
作業療法のプログラムでも取り入れると面白いかもしれません!

作業療法士は語りたい!

なんだかストループテストをしているとパニックになりそうです。。
FABといった他の前頭葉検査とも一緒に行うと、より広く評価を行うことができるだろうね!

その他の前頭葉機能検査について

Trail Making Test(TMT)
ウィスコンシン・カード分類検査(WCST)
ロンドン塔課題
言語流暢性課題
FAB