半棘筋は、横突起と棘突起の間に位置する背部の一連の筋肉になります。
この半棘筋は、頚半棘筋と、胸半棘筋(背部)、頭半棘筋外側束、頭半棘筋内側束によって構成されています。
今回はこの頚半棘筋の起始、停止や支配神経、基本的な働きについて解説します。
目次
頚半棘筋の起始・停止について
頚半棘筋の起始、停止についてですが…
- 起始:第1~6胸椎横突起
- 停止:第2~6頸椎棘突起
…となります。
以下に詳しく解説します。
起始
頚半棘筋は、Th1~Th6の横突起から起こり上方へ走ります。
停止
5個以上(通常6,7個)の椎骨を飛び越してC2~C7の棘突起に付着(停止)します。
頚半棘筋の支配神経について
頚半棘筋の支配神経ですが…
脊髄神経後枝(頚神経・胸神経)
…となります。
頚半棘筋への血液供給動脈について
頚半棘筋へ血液供給している動脈は…
- 深頚動脈(肋頸動脈の枝)
- 後頭動脈の下行枝
- 後肋間動脈
…となります。
頚半棘筋の主な働き
頚半棘筋は主に、
・頭を直接後方に引きながら脊柱を伸ばす
・頭を片側に引き、反対側に向かせる
・頭を片側に引き、反対側に向かせる
頚半棘筋を英語で何て言う?
Semispinalis cervicis muscle
頚半棘筋をラテン語で何て言う?
M.semispinalis cervicis
読み方・発音
セミスパイナリス