Rehabilitation

ルーチン課題インベントリー(RTI:routine task inventory)-目的・対象・課題項目について

 

日常生活の動作でも、ルーチン化された課題に対しての評価で“ルーチン課題インベントリー(RTI)”という方法があります。
日本では馴染みのない評価方法のようですが、今回はこのRTIの目的や対象、課題項目についてまとめてみました!

ルーチン課題インベントリー(RTI:routine task inventory)

ルーチン課題インベントリー(RTI)は、1989年にClaudia Allenによって開発された日常生活のルーチン課題の遂行評価方法になります。
方法としては、本人か介助者との面接評価、または本人の遂行を観察評価して行います。
その際、実際の遂行レベルを評価するのが特徴です。

目的

RTIは被験者のADLやIADL、職業能力やコミュニケーションスキルに関連する“認知スキル”を測定することを目的としています。

対象

RTIは主に、

・認知症
・精神疾患
…を有した方を対象としています。

評価、検査期間

対象者の様々な状況下で数日間の観察によって行われます。

課題項目について

RTIの課題についてですが、

・身体(ADL)
・地域(IADL)
・コミュニケーション
・仕事
…の下位尺度で構成されています。
また、各下位尺度における活動については以下のとおりになります。

身体(ADL)

A.整容
B.更衣
C.入浴
D.ウォーキング/エクササイズ
E.食事
F.トイレ
G.服薬
H.福祉機器や自助具の使用

地域(IADL)

A.家事
B.調理
C.金銭の支出
D.洗濯
E.旅行
F.買い物
G.電話
H.育児

コミュニケ―ション

A.聞き取り/理解
B.離すこと/表現
C.読解
D.書き方/表現

職業準備

A.ペース、スケジュールの維持
B.指示に従うこと
C.単純、複雑なタスクの実行
D.同僚との付き合い
E.安全への注意、緊急対応
F.企画作業、その他の監督

まとめ

対象者のあらゆる日常生活活動を観察し評価する方法であるRTIですが、かなりの時間をかけて行うため、実際の臨床や現場ではなかなか使いにくいのかもしれません。
ただ、RTIの課題項目などはクライアントの日常生活能力を把握するための指標にも成り得るので、覚えておいて損はないでしょうね!

作業療法士は語りたい!

方法としてどこかAMPSに似ている印象も受けますね!
AMPSの場合は“作業分析”だけど、RTIの場合はあくまで評価対象が日常生活の課題における“認知スキル”だから、
その点の違いは頭に入れておかなきゃだね!
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