Rehabilitation

REHAB(精神科リハビリテーション行動評価尺度)-目的・対象年齢・評価項目・メリット・デメリットについて

 

精神障害を有する対象者の社会生活の評価尺度の一つとして“REHAB”という尺度があります。
今回はこのREHAB(精神科リハビリテーション行動評価尺度)の目的や評価項目についてまとめてみました!

REHAB(精神科リハビリテーション行動評価尺度)とは?

“REHAB(Rehabilitation Evaluation of Hall and Baker)”は、1983年にベイカー(Baker)らによって開発された精神障害者の多面的・全般的な行動評価尺度になります。
評価者が1週間以上にわたって対象者を観察することができるところであれば、どのような施設でも使うことができる評価テストです。

REHABの目的とは?

REHABによる評価目的としては、

・援護寮やグループホームといったより保護的でない施設へと転院する可能性がある対象者を抽出する
・対象者の行動における注目すべき側面を見出す
・治療効果の評価(モニタリング)
・全般的な対象者の障害の評価
…などがあげられるため、非常に多目的といえます。

対象年齢について

REHAB(初版)が日本に紹介された当初は、“65歳以下で2年以上継続して精神病院に入院中の者だけ”を対象としていましたが、
その後の研究により、“65歳以上の対象者や短期入院およびデイケア通所者などにも有効”であることが明らかになっています。

そういった意味では、入院中の病棟、援護寮からデイケア、作業所、グループホームまで幅広い場面でREHABは実施できると言えますね!

REHABの評価項目について

REHABの評価項目は、

・逸脱行動(7項目)
・全般的行動(16項目)
…の計23項目で構成されています。

なお“逸脱行動”は3段階評価、“全般的行動”は10段階の直線上の評価で行われます。

REHABのメリット・デメリットについて

では、REHABを評価として使用する際のメリット、デメリットとはどのようなものになるのでしょうか?

メリット

前述したように、REHABは非常に多目的であり、かつ対象年齢も特に決められていない点から様々な精神疾患を有する方…を対象とする点がメリットと言えます。
また簡易的な点や、地域リハにおける評価として有効というのも利点と言えます。

デメリット

一方、簡易的に行える反面、得られる情報が少ないというデメリットがあります。
LASMIのように地域生活を送る上での必要な能力の細かいところまでは把握できないという点で、REHAB単独での使用では対象者の状況把握を網羅できない場合が起こる可能性があります。

まとめ

精神疾患を有する対象者の行動評価を行うにあたり、REHABは簡便に使用することはできますが、同時にそのデメリットについても理解したうえで使用をする必要があると思います。
なんにせよ、一つの評価方法に捉われず、様々な評価を組み合わせて情報収集、まとめるという技術も作業療法士にとっては必要とされるんですけどね!

作業療法士は語りたい!

REHABに限ったことではないけど、
評価も治療的な介入も、1つだけの方法に捉われずにいることが重要だね!
クライアントの多様性に合わせることって必要ですからね!
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