Rehabilitation

リバーミード行動記憶検査(RBMT)の検査項目や方法、平均点やカットオフ値について

 

高次脳機能障害でも特に記憶障害に対しての検査として有名なものにRBMT(リバーミード行動記憶検査)があります。
今回はこの“リバーミード行動記憶検査”の検査項目や検査方法、点数や平均点、カットオフ値について解説します。

リバーミード行動記憶検査とは?

リバーミード行動記憶検査(Rivermead Behavioural Memory Test:RBMT)とは、1985年に英国ケンブリッジ大学のWilson博士らにより開発された記憶の障害診断に使用される検査です。
国の高次脳機能障害者支援事業などでの利用されていることからもわかるように、非常に評価が高い検査方法になります。
現在主に使用されているものは、2008年に発売された最新版である第3版になります。

リバーミード行動記憶検査の特徴について

RBMTは被験者の記憶障害の程度を検査する神経心理学的検査になりますが、その検査内容が

日常生活に近い状況を想定して記憶を検査するという方法

…である点が非常に特徴的と言えます。

また、それぞれ4種類の並行検査が準備されているので、練習効果を排除して検査することが可能になっています。

リバーミード行動記憶検査の検査項目について

RBMTは次の10の検査項目で構成されています。

  1. 姓の記憶
  2.     

  3. 名の記憶
  4. 持ち物の記憶
  5. 約束の記憶
  6. 絵の記憶
  7. 物語(直後・遅延)の記憶
  8. 顔写真の記憶
  9. 道順(直後・遅延)の記憶
  10. 用件(直後・遅延)の記憶
  11. 見当識

以下にそれぞれ詳細について解説します。

①②姓名の記憶

2枚の人物の顔写真を被験者に見せ、それぞれの姓名を記憶させ、時間をおいてから顔写真のみでその姓名を答えさせる…という検査になります。

③持ち物の記憶

検査時に被験者が持っている持ち物を1つor2つ検者が預かり、それを隠します。
他の検査が終了してから被験者に隠した場所を思い出させ、返却を求めるよう促します。

④約束の記憶

検査の最初に約束事と答えを決めます。
20分後にアラームが鳴るようにセットをして、アラームが鳴ったら検者が質問をし答えさせます。

⑤絵の記憶

絵を見せ、時間をおいてから内容を質問します。

⑥物語(直後・遅延)の記憶

短い物語を聞かせ、聴いた直後と時間経過後の2回、物語の内容を再生させるという検査になります。

⑦顔写真の記憶

顔写真をみせ、あとからどれが正しい顔写真かを答えさせます。

⑧道順(直後・遅延)の記憶

部屋のなかで検者が道順をたどって見せ、時間をおいて被験者が正しい道順を辿れるかを評価します。

⑨用件(直後・遅延)の記憶

⑦の検査途中で、他の用事を直後と時間をおいて2回行わせます。

⑨見当識

日付、場所、知事の名前を質問し答えさせます。

次ページ:点数結果とカットオフ値について

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