Brain

中心前回 – 機能・障害・場所・役割について

 

前頭葉にある脳回のひとつでもある“中心前回”は前頭葉の外側面の最後方の領域を占めており記憶誘動性、視覚誘導性の姿勢・運動制御や随意運動に関与する重要な部分になります。
ここではこの“中心前回”の場所や機能、役割などについて解説します!

中心前回とは?

大脳の前頭葉の外側面の最後方の領域を占める脳回の一つです。

ブロードマンの脳地図における中心前回について

中心前回には、

・一次運動前野(BA4)
・運動前野(BA6外側)
・補足運動野(BA6内側)
…が存在します。

中心前回の場所について

中心前回の場所についてですが、

①大脳縦列:内側の境界
②中心前溝:吻側の境界
③中心溝:尾側の境界
④外側溝:下側の境界
…に位置します。
以下にそれぞれを詳しく解説します。

①大脳縦列:内側の境界

中心前回の内側部に大脳縦列が位置します。
つまり左右の中心前回は大脳縦列によって分けられているということになります。

②中心前溝:吻側の境界

中心前溝の後方に中心前回が位置することになります。
つまり、中心前回と上前頭回は中心前溝によって分けられていることになります。

③中心溝:尾側の境界

中心溝の前方に中心前回が位置します。
つまり、中心前回と中心後回は中心溝によって分けられていることになります。

④外側溝:下側の境界

中心前回の下部に外側溝(シルヴィウス溝)が位置します。
つまり中心前回と側頭葉は外側溝によって分けられていることになります。

中心前回への血液供給血管について

中大脳動脈

中心前回の働きや役割について

中心前回は部位ごとにその機能がわかれて担っています。

前内側部:記憶誘導性の姿勢・運動制御(補足運動野)
前外側部:視覚誘導性の運動制御(運動前野)
後部:随意運動(運動野)

中心前回の損傷と障害について

では、脳卒中といった疾患によって中心前回が損傷を受けるとどのような障害が起こるのでしょうか?

記憶誘導性の姿勢・運動障害

記憶誘動性の運動障害とは、パーキンソン病などでよくみられる運動障害です。

補足運動野は中心前回の前内側部(&上前頭回の後部)に位置します。

ちなみに記憶誘導性の姿勢・運動障害を起こす部位は、補足運動野の他に大脳基底核が関与しています。

視覚誘導性の運動制御障害

視覚誘導性の運動に関与するのが、運動前野になります。

この運動前野は中心前回の前外側部に位置します。

随意運動障害(運動麻痺)

随意運動に関与するのが運動野になります。

運動野は中心前回の後部(背側側)に位置します。

*運動野は一次運動野、ブロードマン第4野と同義

中心前回を英語ではなんと言う?

Precentral gyrus

中心前回をラテン語ではなんと言う?

gyrus precentralis

中心前回の略語について

PrG, GPrC
sponsored Link
 

ピックアップ記事

Sponsored Link

PAGE TOP