“観察力”を高める3つのステップとは?【対人関係スキルの向上にもつながります】

Thinking

こんにちわ、セラピストブロガーあいとう(@otpressinfo)です。

対面でクライアントの様子を“観察”しできる限り多くの情報を得る…というスキルはセラピストをはじめ、様々な人相手のビジネスに役立ちます。
ここでは敢えてそのスキルを“観察力”としますが、このスキルを高めるためには3つのステップがあるんです。

そこで本記事では、観察力を高める3つのステップについて解説します!

観察とは?

そもそも“観察”ってなにを指すのでしょうか?
定義的なものは次のとおり。

観察とは…

  • 対象の実態を知るために注意深く見ること
  • その様子を見て、その変化を記録すること

…とあります。

どれだけその変化を見つけられるかが重要になってきます。

観察の言葉から意味を考える

ちなみに観察の「観」という漢字は、見ること・眺めることに加えて…

  • 直観
  • 人間観
  • 人生観
  • 楽観
  • 悲観

…といった心中にとらえる見方を意味します。

また、「察」という漢字は…

  • 詳しく調べる事
  • 察知
  • 推察
  • 明察

…のように“推し測ること”という意味も含んでいます。
これらのことから、“観察する”ということは…

クライアントをただぼんやり眺めるだけではなく、情報を得ようと意識的に観る事

…といえます。

観察力を高めるための3つのステップ

では、このクライアントから情報を意図的に得ようとする“観察”のスキルを高めるためには、どのようなステップを踏めばよいのでしょうか?

ここでは、次の3つのステップで説明します。

  1. フォーカスする
  2. 類推する
  3. フィードバックする

1.フォーカスする

観察には、クライアントの事象一つ一つに焦点を合わせフォーカスします。
その際、できる限り客観的に捉えることが重要です。

さらに、それぞれ観察をして気づいたことを箇条書きしていきます。
端的に羅列していくことは、より多くのモノゴトを観察し捉えるためのコツと言えます!

2.類推する

フォーカスし観察したポイントから、次はそのポイントの“関係性”と“背景”を推理していきます。
それぞれフォーカスして得られたポイントを…

  • つなげる
  • まとめる
  • さらに広げていく

…というイメージだとわかりやすいかなと。

3.フィードバックする

ここでは観察で得られた情報の“答え合わせ”の工程とも言えます。

その答え合わせの方法は様々ですが、あくまで観察以外の方法を使用すること…とも言えます。

  • 実際に測定してみる
  • 動かしてみる
  • 公式の検査を用いる
  • 本人へ聴取してみる

…こういった例があげられます。

いずれにしても、観察で得た情報の精度を上げるためには、観察以外の評価の結果と照らし合わせてみることが必要と言えます。

上記の3つのステップを繰り返し行うことで、クライアントに対する観察力を高めることができます!

観察力を高めるコツ

では、この「観察力」を効率よく高めるためにはどうしたらよいでしょうか?
臨床や現場ではもちろん、「普段から何気ない変化に気づくよう心掛ける」ことも大事ですが、どうしても個人差ができてしまいます。
経験を重ねることである一定の観察力は身に付きますが、やはり短期間で効率的に鍛えるには、「観察のための知識」を得る事だと考えます。

例として、クライアントが疲労しているかどうかを観察するには、ただ闇雲に観察するよりは次のようなポイントを抑えて観察するという方法もあります。

  • 表情運動の不活発
  • 口のまがったような笑い
  • 眼球運動の遅鈍化
  • 瞳孔縮小
  • 生あくび
  • 乾燥した舌
  • 何度も聞き返す
  • ためいき
  • 肩が落ちる

一部抜粋:疲労の研究 (1979年)

こういった、観察目標に関する知識があるのとないのとでは、その結果に大きな違いが出てきてしまいます。
「観察するにもセンスがない…」と嘆く前に、知識を得る事でしっかりとそのセンスを補うことができるはずです!

まとめ

セラピストにとってどんなクライアントに対してもまず行うのが「観察」です。
この観察がしっかりとされていないのに、どの評価を行ってもその精度は低いままであり、そのクライアントの課題解決には繋がりにくいものになってしまいます。
しっかりと観察に関する知識を身に着けることが、観察力を鍛えるには重要な項目と言えます!

いろんな理論やテクニックを身に着けることも臨床や現場には必要だけど、
こういう基本的な技術をしっかりと見直すことも必要なんだよね!
どんなテクニックにも応用できることですからね!
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