福祉用具

マウスが使えない?テンキーをマウスとして使うマウスキー機能について

 

クライアントによっては上肢の機能障害によって“マウス操作は難しいけどキーボードでのキー入力は可能”という場合があります。
そういった時は「テンキー」をマウスの代わりに使用できるアクセシビリティ機能「マウスキー」が有効かもしれません!

テンキーについて




テンキーとは、コンピュータのキーボードやボタン式の数値入力用のキーのことを言います。
『0から9まで10個のキーがあること』からテンキー(ten key)と呼ばれるようです。
このテンキーにはキーボード一体型とキーボードとは別に分離しているモノとがあります。

マウスキーについて

マウスキーとはテンキーを使ってマウスポインターを画面上で操作する機能です。
もちろんきちんとクリック、ダブルクリックやドラッグ操作もできます!

マウスキーの起動方法

マウスキー機能をONにする方法ですが、

「Alt」「Shift」「Num Lock」キーを同時に押して[はい]を押し起動する。
「スタート」→「コントロールパネル」→「コンピューターの簡単操作」(Windows7以降の時)→「マウスを使いやすくします」からマウスキーを起動する。
の2つの方法があります。

テンキーの機能

テンキ―を使用してマウスポインタを移動する際、どのキーにどのマウス機能が割り当ててあるのか…は以下の通りです!

マウスポインタの移動

テンキーの[1]~[4]、と[6]~[9]のキーがマウスポインタの移動の際使用します。

[1]:左下へ移動
[2]:真下へ移動
[3]:右下移動
[4]:左へ移動
[6]:右へ移動
[7]:左上へ移動
[8]:真上へ移動
[9]:右上へ移動

マウスのクリック操作

マウスの左クリック操作をする場合はまず[/]キーを押し、アイコンの左ボタンがグレーになっていることを確認します。
クリック操作自体は[5]キーに割り当てています。
またダブルクリックの場合は[+]キーor[5]キー2回で操作可能です。

マウスのメニュー操作

マウスの右クリック操作をする場合はまず[-]キーを押し、アイコンの右ボタンがグレーになっていることを確認します。
メニューを開く際(右クリック)操作は[5]キーになります

マウスの両ボタン操作

マウスの両ボタン操作をする場合はまず[*]キーを押し、アイコンの左右両方のボタンがグレーになっていることを確認します。
クリックする場合はその上体で[5]キーを押します。
ダブルクリックの場合は[+]キーor[5]キー2回で操作可能です。

ドラッグ&ドロップの場合

まず、[/]キーを押します(マウスのキーが標準と左右反対を使用している場合は、[-]キー)
ドラッグの開始位置で[0]キーを押します。
[1]~[4]、と[6]~[9]のキーを使用し終了位置までマウスポインタを移動し、[.]キーを押すことでドロップされます。

マウスキーが有効な対象疾患や障害

マウスが使用できない…という対象者が主ではありますので、上肢機能障害(特に振戦や不随意運動)やマウススティック、ヘッドポインターなどを使用する場合に有効と言えます。
その際はキーボードを打ちやすくするためのキーガードなどと一緒に使用するとなお使いやすくなるかもしれません!

まとめ

実際のマウスに比べるとマウスキーによるポインター操作は動作が緩慢なので、使いにくさを感じてしまうかもしれません。
ただ今のパソコンはマウス使用が標準になっているため「マウスが使えない=パソコン操作ができない」と考えがちになってしまいます。
マウスが使えなくても、コンピュータアクセシビリティ機能を使用することで代替手段はあり、対象者がもっとパソコン操作しやすくなるための方法がある、ということはOTとしては把握しておく必要があります。

作業療法士は語りたい!

テンキーってBluetoothに対応しているものもあるんですね!
最近は本当に多くなってきてるね!!
障害を持つ人がパソコン操作をする環境設定には、周辺機器を無線化することで設定範囲が広がることもOTは頭に入れておく必要があるかもね!
OTは本当に幅広い知識が必要なんですね…
 

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OT愛東

臨床15年目の作業療法士。
作業療法士としてのキャリアと同時に、音楽関係、アパレル関係、ナイトビジネスなどの経験を経て現在ウェブ事業の展開も行っている。
現在は作業療法士のキャリアアップを目的としたウェブメディア『作業療法プレス』をはじめ、複数のブログメディアを運営。
また、自身の様々なキャリアから、改めて「働き方」を考え、支援するために“働きにくさをリハビリする”産業作業療法研究会を設立。
日本作業療法士協会会員・日本職業リハビリテーション学会員・両立支援コーディネーター

OT若菜

臨床3年目の新人作業療法士。
手先が器用なため、手工芸を用いたアクティビティでの介入が得意。
これといった趣味はなく休日は家でダラダラしている。
現在彼氏募集中。
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