ADL動作の一つである“排泄”ですがその必要性からも専門の資格があるのはご存知でしょうか?
今回は今後さらに需要が高まる…かもしれない“排泄ケア専門の資格”についてまとめてみました!

排泄ケアの資格について

排泄に特化した資格について調べてみると、以下のような資格を見つけました!

①排泄ケア専門員(コンチネンスケアワーカー)
②排尿機能検査士
③おむつフィッター

排泄ケア専門員(コンチネンスケアワーカー)とは?

排泄ケア専門員(コンチネンスケアワーカー)は『NPO法人 日本コンチネンス協会』が認定している資格になります。
この資格の主な目的としては、失禁、排泄困難なクライアント自身とその家族を支援することにあるようです。

また業務内容としてですが、排泄に関する悩みを抱える方の相談にのり、指導やアドバイスを実施することがあげられます。
排泄ケア専門員(コンチネンスケアワーカー)の資格を活かせる場所としては、現在は主に高齢者の介護現場や入院病棟などで活躍されているようです。

運営しているNPO法人 日本コンチネンス協会ですが、排泄ケアの基本を学ぶ初級セミナー、実践力を身につける中級セミナー、電話相談セミナーを実施しています。

排泄ケア専門員(コンチネンスケアワーカー)のセミナーについてですが、

初級セミナーはコンチネンスに関する基礎知識や実践的な対応方法、排泄関連用具や失禁ケアの基本。
中級セミナーでは“コンチネンスリーダー”としてコンチネンスケアワーカーの資質の向上と人材育成にもなることで、地域や施設における質の向上を図る。
上級セミナーでは、利用者に対する具体的援助、家族や専門職に対しての指導が可能なコンチネンスアドバイザーとしての活躍が期待される。
…という説明がありました!

受験資格は看護師・介護福祉士・ケアマネージャーなど現在排泄ケアに携わっている方、又は今後携わっていく方、排泄ケアに関心のある方になるようです。

②排尿機能検査士とは?


排尿機能検査士は『一般社団法人 日本泌尿器科学会』が認定している資格になります。
排尿障害のあるクライアントに行う尿量測定や膀胱内圧検査などの検査を行うにあたっての専門的な知識と経験を有するスペシャリストとして活躍されます。
この尿量測定や膀胱内圧検査などの検査ですが、従来は泌尿器科医が行っていましたが、看護師などのコメディカルも専門スキルを身につけ、現場での活躍が期待されているようです。

また、排尿機能検査は今までは主に神経因性膀胱のクライアントに対して行われてきたのですが、最近は下部部尿路閉塞疾患や女性尿失禁などの方も検査対象になってきているみたいです。
今後の高齢化に伴い、排尿障害を抱える方も増加傾向であるから今後需要が拡大すると考えられています。

③おむつフィッター

京都の排泄用具の会社である“むつき庵”が認定している資格になります。
目的としてはおむつを含む排泄用具、医療や住環境、食事など幅広い視点からアドバイスができるトータルアドバイザー育成になります。

つまり、おむつフィッターとは排泄の困りごとに対して、おむつを含む排泄用具はもとより、医療や住環境、食事など幅広い視点からアドバイスできる人…と位置付けているみたいですね!

まとめ

排泄はADLのなかでも非常にプライバシーに関わるものですし、介護される側も介護する側も精神的な負担が大きくなる活動といえます。
その分今後の超高齢化社会においての医療、介護業界では重要視される分野とも言えます。
こういった資格を取得するための勉強をすることで、もっとよりよい支援を提供できるように心がけたいものですね。

作業療法士は語りたい!

作業療法士って非常に扱う範囲が広いから、どうしても他職種から「いったい何が得意な資格なんだろう」って思われがちなんだよね。
自分のキャリアアップを図る意味でも、何か一つに特化し絞っていくということも重要かもしれませんね!
そう考えると今回紹介した資格のように、“排泄に特化した作業療法士”…という資格があれば活躍できる場が増えることになるかもね!