肩甲挙筋は胸部の後筋で、頚部の後方と側方に位置し、胸帯に作用する筋です。
今回はこの肩甲挙筋の起始、停止や支配神経、基本的な働きについて解説します!
目次
肩甲挙筋の起始・停止について
肩甲挙筋の起始、停止についてですが…
- 起始:第1~第4頚椎横突起
- 停止:肩甲骨
…となります。
以下に詳しく解説します。
起始
肩甲挙筋は、後方で僧帽筋、側方で胸鎖乳突筋に被われ、第1~第4頸椎の横突起後結節を起始とします。
その後、ななめに外下方へ走行します。
停止
肩甲挙筋は、肩甲骨上角と内側縁上部に付着(停止)します。
肩甲挙筋の支配神経について
肩甲挙筋の神経支配は…
頸神経叢の枝と肩甲背神経C2~C5
…となります。
肩甲挙筋への血液供給動脈について
肩甲挙筋へ血液供給している動脈は…
肩甲背動脈
…となります。
肩甲挙筋の主な働き
肩甲骨を上内方に引く働きをします。このとき下角が内側に回ります。肩甲挙筋を英語で何て言う?
Levator scapulae muscle
肩甲挙筋をラテン語で何て言う?
M.levator scapulae
読み方
リヴェイター スカピュラ