介護

ショートステイとは? – 対象・併設型、単独型それぞれの料金の違い・利用のメリット・デメリットについて

 

介護保険制度を利用して施設に短期間入所をするサービスである“ショートステイ”。
このショートステイを利用することで様々なメリットが得られます。

そこで本記事ではショートステイについて解説します。

ショートステイとは?

ショートステイとは…

在宅介護を受けていた人が、自宅での介護が困難になった場合に一時的に施設入所をして食事、入浴、リハビリ、レクリエーションなどを受けられる介護サービス

…と定義されます。

対象

ショートステイの対象ですが、介護保険のサービスであるため要介護1以上の認定を受けた方となります。

利用日数の制限

ショートステイの連続利用日数は30日とされています。

ただ、途中に1日だけでも在宅に戻った場合は、
連続利用日がリセットされるって仕組みなんだ!

ショートステイが可能な施設の種類について

ショートステイのサービスを提供している施設は主に…

  • 併設型施設
  • 単独型施設

…の2つに分けることができます。
以下に詳しく解説します。

併設型施設

併設型施設とは…

特別養護老人ホーム、介護療養型医療施設、老人保健施設など、大型の施設に併設されているタイプ

…を指します。
つまり、利用者はこれらの施設内の部屋に宿泊することになります。

単独型施設

また、単独型施設とは…

短期入所生活介護(ショートステイ)専用だけを行う施設

…であり、併設型施設のように他の介護施設に併設をしない施設を指します。

利用料(自己負担)

ショートステイの利用料金ですが、介護保険が適用されるのは日常生活を支援するための介護サービスのみになります。
個別の機能訓練や療養食、認知症行動への緊急対応が必要な場合などは利用料金が上乗せされるケースがほとんどです。

また、利用する施設のタイプ(併設型・単独型)や、利用する居室の規模や種類によって変動するのが一般的です。

併設型施設での利用料

従来型個室(居室定員1名)

介護度 料金 
要介護1 586円
要介護2 654円
要介護3 724円
要介護4 792円
要介護5 859円
多床室(居室定員2名以上)

介護度 料金 
要介護1 586円
要介護2 654円
要介護3 724円
要介護4 792円
要介護5 859円
ユニット型(食事や談話ができる共同スペースと個室で構成)

介護度 料金 
要介護1 684円
要介護2 751円
要介護3 824円
要介護4 892円
要介護5 959円

単独型施設での利用料

従来型個室(居室定員1名)

介護度 料金 
要介護1 627円
要介護2 695円
要介護3 765円
要介護4 833円
要介護5 900円
多床室(居室定員2名以上)

介護度 料金 
要介護1 627円
要介護2 695円
要介護3 765円
要介護4 833円
要介護5 900円
ユニット型(食事や談話ができる共同スペースと個室で構成)

介護度 料金 
要介護1 725円
要介護2 792円
要介護3 866円
要介護4 933円
要介護5 1000円

ショートステイのメリット・デメリット

では、このショートステイを利用することでどのようなメリット、デメリットが得られるのでしょうか?

メリット

メリットとしては主に…

  • 介護者の負担の軽減
  • 介護者の急なライフイベントへの対応
  • 施設入所の体験と評価が可能

…などがあげられます。
以下に詳しく解説します。

介護者の負担の軽減

毎日の介護生活を続けていくと、介護者である家族は非常に身体的、精神的なストレスがたまってしまいます。
通所サービスや訪問サービスを利用することで一時的な負担は軽減するものの、それでも数時間程度になってしまいます。

ショートステイを利用することで、まとまった日数の介護から離れる時間を作ることができ、介護者である家族の身体的・精神的負担の軽減を図ることができます。

介護者の急なライフイベントへの対応

生活をしていると、冠婚葬祭や仕事での出張といった様々なライフイベントが生じます。
そういったある程度長い時間や日数が必要なライフイベントが起こった際に、“介護”が支障になる場合もあります。

そういう場合、ショートステイを利用することで対応することも可能です。
また介護者である家族が具合を悪くしたり、入院しなければならなくなった…という緊急の場合でもショートステイを利用することで負担を軽減することができます。

施設入所の体験と評価が可能

将来的にショートステイではなく施設へ入所する…という場合、ショートステイを利用することでデモンストレーション的な入所体験を行うことができます。
その際の対人関係や余暇時間の過ごし方、夜間の状態などを評価することで、対応策を考えることもできます。

デメリット

ショートステイのデメリットですが…

  • 希望者が多く予約が取りづらい
  • リロケーションダメージを受ける可能性がある

…などがあげられます。
以下に詳しく解説します。

希望者が多く予約が取りづらい

ショートステイの利用希望者は非常に多く、なかなか予約を取りづらいというケースが多くあります。
特に自宅での介護が季節的に困難になりやすい冬季にショートステイを希望する場合も多いため、同時にいくつかの施設に申請しておく…なんて場合もあります。

リロケーションダメージを受ける可能性がある

リロケーションダメージとは…

生活環境が変化することによってそれがストレスとなり、心身の健康にダメージを与えてしまうこと

…とされ、「移り住みの弊害」とも呼ばれています。
特に認知症の高齢者には、馴染みのない環境に置かれることで不安や混乱が高まり、結果として認知症の症状が悪化する…という場合もあります。

まとめ

本記事ではショートステイについて解説しました。

ショートステイとは…

  • 一時的に施設に入所し様々な介護を受けることができるサービス
  • 対象は要介護1以上の方
  • 連続利用日数は30日が上限
  • ショートステイの施設には、併設型と単独型があり、利用料金が異なる
  • 介護者の負担軽減というメリットの反面、環境の変化により認知症が進行する…というデメリットもある
介護に関する関連記事はこちら

作業療法士は語りたい!

デイケアデイサービスといった通所サービスも介護者の負担軽減には利用できますが、
あくまで一時的なものですからね。
それぞれのサービスのメリット、デメリットを理解したうえで利用する必要があるだろうね!
生活相談員のためのショートステイマニュアル

生活相談員のためのショートステイマニュアル

1,430円(01/17 17:33時点)
発売日: 2015/06/01
Amazonの情報を掲載しています
 

関連記事

  1. 混合介護とは? – 現状と課題、メリットとデメリット…
  2. 訪問リハとは? – 定義・対象・目的・種類・メリット…
  3. 要介護認定を受けるためのプロセスについて – 介護保…
  4. 訪問サービスの種類について – 訪問介護・訪問入浴介…
  5. 小規模多機能型居宅介護とは? – 特徴・料金・メリッ…
  6. 排泄・トイレ介助について – 排泄支援に適切な介護保…
  7. 良いケマネジャーの条件について – ケアマネの得意不…
  8. 短期入所療養介護(医療型ショートステイ)とは? – …

ピックアップ記事

OTPRESS ch

Sponsored Link

PAGE TOP