Rehabilitation

介護脱毛が必須の時代?-介護脱毛の方法やおすすめ、メリット・デメリットについて

 
介護脱毛

「介護」を経験したことがある人で、一番苦労するのがトイレの介護。
いくら愛情があって長く生活を共にしてきた配偶者や親であったとしても、“排泄”となると話は別になります。

「自分が介護されるときは、少しでも負担を減らしてあげたい」…と思うのも当然のようです。

その「介護される準備」の一つとして、“介護脱毛”があります。

今回はこの介護脱毛について、介護の現場を長くみてきたリハビリセラピストの立場から考えてみたいと思います。



介護脱毛について

まずはこの“介護脱毛”について。
“美容脱毛”は非常にポピュラーでも、“介護脱毛”となるといまいちピンとこない方もいるかもしれませんので以下に解説します。

介護脱毛とは?

定義ってまで堅苦しくはないですが、結論から言ってしまえば次のようになります。

介護脱毛とは、自分自身が将来介護を受ける立場になったときの備えとして、あらかじめアンダーヘアを永久脱毛しておくこと

美容脱毛の目的はあくまで見た目の美しさを得るための脱毛です。
一方、介護脱毛となると自身が介護を受けやすくなるための機能的な脱毛…という意味になります。

手段は同じ脱毛でも、目的が違うということですね。

介護脱毛を希望する主な年齢層について

介護脱毛をしようとするきっかけとしては、自分や配偶者の両親の介護問題が現実化する時期…日常生活に「介護問題」が関わってくる40代中盤からの希望者が多くなるようです。
家族の介護をし、ふと将来今度は自分が「介護を受ける側のイメージ」をリアルに感じ始める年齢層の方が多いようですね。
自分が大変な思いをしたことで、自分の介護をしてくれる家族やヘルパーさんに大変な思いをさせたくないできるだけ介護しやすいような状態にしておきたいという気持ちが強くなるようです。

介護脱毛が注目される理由について

さて、ではなぜここ最近「介護脱毛」が注目されているのでしょうか?
そこには実は「他人からの介護を受ける機会の増加」の可能性が高くなっている現状からも考えられます。

実際、ここ数十年で核家族化が進んでいるという社会背景も後押しして、今後は老老介護独居老人が増えていくと考えられます。

そうなると、「家族以外の他人(この場合はヘルパーなど介護職員)に排泄介護を受ける状況」が増えてきます。

特に女性はこの「赤の他人にトイレの世話は申し訳ない…」と感じる傾向が強いようです。

なるべくトイレに関することは自分でできるように、介護を受けるとしてもなるべく介護者の手をわずらわせないようにしておく準備をするというのが当然の世の中になるのかもしれません。

介護脱毛の場所や範囲別のトラブルについて


美容のための脱毛と同じように、介護脱毛でも“VIOゾーン”と呼ばれる部分の脱毛を希望する方がほとんどのようです。
では、それぞれ範囲別の詳細と起こしやすい排泄介護トラブルについてまとめてみます。

Vゾーンと起こしやすいトラブルについて

Vゾーンとは、下着(ショーツ・パンツ)で隠れる範囲のことを指します。
Vラインやビキニゾーンなんても呼ぶようですね。

医療や介護の業界では「鼠径部(そけいぶ)」とも呼ばれる部分ですが、おむつやリハビリパンツを履いた状態で尿失禁や尿漏れをすると非常に“ムレ”やすい部分になります。

特にVゾーンのアンダーヘアが多い場合は余計にムレますし、匂いもこもりやすくなります。

その結果、かゆみや皮膚トラブルを起こしてしまうことが多くあります。

美容脱毛の場合は水着や下着からアンダーヘアがはみ出ないため…が主な理由になるようですが、
介護脱毛の場合、おむつやリハビリパンツ内で失禁した際のムレを極力抑え、尿臭なども抑える効果が期待できます。

Iゾーンとは?

Iゾーンとは、女性器周辺の範囲を指します。

ここは非常にデリケートな部分ということから、かゆみやムレといった皮膚トラブルを起こしやすい範囲でもあります。

Vゾーン同様、Iゾーン周囲にアンダーヘアが多い場合はムレや匂いにもなります。

また、Iゾーンは女性器周辺…つまりは尿道に近い部分でもあることから、この部分が清潔に保たれていないと、膀胱炎や尿道炎といった細菌感染症になる可能性も高くなります。
また重症化しやすい尿路感染症になると、全身状態が悪化してそのまま……なんて場合もあります。

そういった意味でも、介護脱毛においてはIゾーンへの脱毛が非常に優先的であり重要と言えます。

Oゾーンとは?

Oゾーンとは肛門回りの範囲を指します。

この部分での排泄トラブルは主に便の付着があげられます。

おむつをしたまま便失禁をしてしまい、おしりを拭いてもらう際にこのOゾーンに毛があると結構便のふき取りが大変になるんです。

介護する側がしっかり拭いたつもりでも実はOゾーンの毛に付着していて、いつまでも便の匂いがしている…ってこと、介護の現場で多いんですよ。
また匂いだけでなく、Oゾーン周囲の毛に便が付着したまま不衛生な状態でいるとかゆみや皮膚炎などのトラブルになります。

介護脱毛は全部剃る?少し残す?

介護脱毛でどの部位をどれくらい脱毛するかは人によるようです。
実確かに毛が少なければ少ないほど介護時の下の世話はしやすくなりますので介護脱毛を目的にする場合、完全にツルツルの無毛の状態にしてしまう方も多いようです。

Vラインを少し残すのがベスト

しかし、多くの介護福祉士や作業療法士に聞くと、実はVラインの毛は少し残しておく方がよいとの意見もあります。

理由としては、女性の排尿の際全く毛がない状態ですと尿が飛び散ってしまう場合もあるからです。

おすすめとしては、Vラインの毛は少しだけ残しておく…というのが結論と言えます。



介護脱毛のメリット、デメリット

ここでは、介護脱毛のメリットとデメリットという視点から解説していきます。

メリット

介護脱毛をすることでのメリットとしては次の通りになります。

  • 将来の介護に備えられる
  • 陰部を清潔に保てる
  • 見た目が整う

以下に詳しく解説します。

将来の介護に備えられる

繰り返しになってしまいますが、自分が将来介護を受ける側になる際の準備として非常にメリットがあるという点です。
トイレの介護ってそれが家族でも介護職員でも大変負担になるものです。
もちろんトイレの介護をされる側も恥ずかしい、情けない、申し訳ない気持ちになります。
介護脱毛をすることで、自分でトイレに行ける場合はふき取りなどしやすいですし、実際介護を受ける状態になったとしても負担はかなり減らすことができます。

陰部を清潔に保てる

陰部を清潔に保つことは単純に臭いや汚れの問題だけでなく、尿路感染等の疾患の予防にもつながります。
しっかり歩けている人でも、尿路感染がきっかけで熱をだし、一気に寝たきりになってしまった…なんてケースはよくみられます。
介護脱毛によって常に陰部を清潔に保ちやすいようにしておくことは、重篤な病気を予防するという点でも非常に有効と言えます。

見た目が整う

美容脱毛の目的と合致しますが、やはり見た目が整うというのもメリットかと思います。
いつまでも自分の見た目を気にすることは認知症予防にも繋がります。

デメリット

逆に介護脱毛のデメリットとしては次の通りになります。

  • 一度脱毛すると元には戻せない
  • 痛みが強い
  • 費用が高額になる場合がある

以下に詳しく解説します。

一度脱毛すると元には戻せない

介護脱毛は医療脱毛に分類されますので、レーザーによる脱毛がほとんどのようです。
そうなると一度脱毛すると元には戻せなくなります。
介護脱毛の目的を考えれば、特に問題はないかもしれませんが、
実際に脱毛して「やっぱりツルツルは恥ずかしい」なんてことがないように、しっかりとスタッフと相談しておく必要があります。

痛みが強い

脇毛とは違い、デリケートな部分に対しての脱毛がメインである介護脱毛は、やはり痛みを伴うという意見が多く聞かれます。
クリニックによっては麻酔の使用や痛みの少ない方法を選ぶこともできるようなので、これについてもきちんと相談しておく必要があります。

費用が高額になる場合がある

クリニックによっては何度も通う必要があるため結果的に高くついた…なんてこともあります。
レビューや口コミ、おすすめサイトなどを利用してしっかり調査してから選ぶ必要があります。

介護脱毛の注意点

美容脱毛と違い、介護脱毛には注意点があります。

  • 白髪は脱毛できない

以下に詳しく解説します。

白髪は脱毛できない

現在、クリニックやエステで使用されている脱毛機はすべて毛のメラニン(黒の色素細胞)に反応して脱毛する方法を取っています。
そのため、レーザー脱毛は白髪になってしまった毛は黒の色素細胞がないため、照射しても効果を得ることができません。
つまり、介護脱毛を希望する場合は、VIOゾーンの毛が黒い40~50代のうちに施術を受けておかなければ効果が得られません。

まとめ

介護の問題は今後ますます深刻になります。
将来、なるべく介護を受けないようにすること、それと同時に介護を受けるようになってしまっても、なるべく負担を軽くしておく準備、というものは非常に重要かもしれません。
介護脱毛という選択肢が今後さらに普通になってくる日は近いかもしれません。

作業療法士は語りたい!

脱毛も介護という点でみると、非常に重要なんですね。
“介護予防”はいかに介護を受けないように健康でいるかってことだけど、
介護を受けるようになっても負担を軽くするための“介護準備”って発想も重要かもしれないね!

おすすめ介護脱毛クリニック

調べると次のクリニックが対応してくれるようです。
アリシアクリニック

レジーナクリニック

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