介護

介護保険のしくみ – 目的・特徴・特定疾病の種類について

 

介護保険の制度ができて約20年。
でも実際に医療や介護の仕事に関わっていても、まだまだ理解しきれていない部分もあります。

そこで本記事では、介護保険のしくみについて解説します。

介護保険とは?

介護保険とは、端的に言えば…

高齢者の介護を家族だけでなく社会全体で行っていくという仕組み

…になります。

いつから始まった?

介護保険制度は、2000年(平成12年)の4月から始まりました。

介護保険のしくみについて


介護保険のしくみの特徴ですが、主に…

  • 40歳以上に加入義務がある
  • 保険料は平均月額5,869円
  • 利用の適応に年齢、疾患の条件がある

…があげられます。

以下に詳しく解説します。

40歳以上に加入義務がある

介護保険は40歳以上の全国民に加入義務がある公的保険です。
つまり40歳以上になれば毎月の介護保険料を支払う義務が生じます。

保険料は平均月額5,869円

介護保険料の基準ですが、全国平均で月額5,869円(2018年度)になっています。

また、この介護保険料の支払いについてですが、65歳以上(第1号被保険者)の年金生活者は原則、年金から天引きされます。
40~64歳までの人(第2号被保険者)は加入している健康保険や国民健康保険の保険料と同時に納付することになっています。

ちなみに、介護保険の運営は各市区町村なので65歳以上の保険料はそれぞれの地域で異なります。
また、保険料は年金額や収入によって段階別に設定されています(標準は9段階)。

利用の適応に年齢、疾患の条件がある

介護保険は40歳以上になると支払いは義務ですが、すべての人が受け取れるわけではありません。

受け取る対象が40~64歳の場合は…初期の認知症や老化が原因とされる病気で介護や支援が必要となった人であり、“特定疾病”に該当する場合のみになります。

この特定疾病ですが…

  • がん
  • 関節リウマチ
  • 筋萎縮性側索硬化症
  • 後縦靱帯骨化症
  • 骨折を伴う骨粗鬆症
  • 初老期における認知症
  • 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病
  • 脊髄小脳変性症
  • 脊柱管狭窄症
  • 早老症
  • 多系統萎縮症
  • 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
  • 脳血管疾患
  • 閉塞性動脈硬化症
  • 慢性閉塞性肺疾患
  • 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症

…があげられます。

加えて、対象者が65歳以上でかつ要介護・要支援認定を受けた人は利用することができます。

介護保険を利用するには?

では、この介護保険を利用するにはどのようにすればよいのでしょうか?

基本的には、各市区町村に申請を行い要介護・要支援と判定されると、国によって定められた介護保険サービスを1割負担で利用できます。
(*一定以上所得者は2割または3割負担になります。)

もちろん、要介護の段階に応じて利用できるサービスが異なることもあるので注意が必要です。

まとめ

本記事では、介護保険のしくみについて解説しました。

介護保険は…

  • 2000年の4月から始まった、高齢者の介護を社会全体で行っていくという目的でつくられた制度
  • 40歳以上は加入義務が生じ、利用の適応には年齢や疾患の条件がある
  • 介護保険の適応は特定疾病と呼ばれる。

                                                                             

 

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