棘下筋は肩帯の回線筋腱板にある厚い三角形の筋肉です。
今回はこの棘下筋の起始、停止や支配神経、基本的な働きについて解説します。
目次
棘下筋の起始・停止について
棘下筋の起始、停止についてですが…
- 起始:棘下窩・棘下筋膜内面
- 停止:上腕骨大結節中部
…となります。
以下に詳しく解説します。
起始
棘下筋の棘下窩と棘下筋膜の内面から起こり、筋束は三角形に集中して外方に向かいます。
停止
棘下筋の短い腱は、肩関節包の後面に癒着して、上腕骨大結節の後縁に付着(停止)します。
棘下筋の支配神経について
棘下筋の支配神経は…
肩甲上神経(C5・C6)
…となります。
棘下筋への血液供給動脈について
棘下筋へ血液供給している動脈は…
- 肩甲上動脈
- 肩甲回旋動脈
棘下筋の主な働き
棘下筋は主に、
肩関節の外旋
そのほかに、上部はこれを外転し、下部は内転(上腕をあげた状態では外転)の働きに作用します。
棘下筋を英語で何て言う?
Infraspinatus muscle
棘下筋をラテン語で何て言う?
M.infraspinatus
読み方
インフラスパイネイタス