日本の頭痛持ちの人って偏頭痛が全人口の5~10%、緊張型頭痛が約20%と結構な人数いらっしゃるようです。
頭痛で生活がボロボロ、ひどい時は痛み止めも飲まなきゃだけど、あんまり飲みすぎても副作用が怖い…ってこと、あると思います。
もっと体に負担が少ない頭痛の改善方法がないものかと調べてみたら、意外にも音楽に頭痛緩和の効果があることが分かりました!
目次
頭痛の原因
大きくわけると頭痛も以下の2種類あります。
②緊張型頭痛
①脳の血管が拡張して起こる「片頭痛」
脳の血管が拡張することで、周囲の三叉(さんさ)神経を刺激し、刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡張して「片頭痛」を発症します。
また心身のストレスから解放されたときに急に血管が拡張することがあり、仕事のない週末などに「片頭痛」が起こりやすくなります。そのほか、寝過ぎ、寝不足、女性ホルモンの変動、空腹、疲労、光や音の強い刺激なども、「片頭痛」の誘因とされています。
一般的な片頭痛はこちらを指すようです。脈打つように痛み、吐き気も伴うのが症状の特徴です。
血管が拡張することが原因なので、体や頭(首)を温めると余計に痛みが強くなってしまうので注意です!
③頭の周りの筋肉が緊張して痛む「緊張型頭痛」
「緊張型頭痛」は、頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。
筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きる痛みです。
「緊張型頭痛」を引き起こす原因は、精神的・身体的ストレスであることが多く、コンピューター操作などで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすい病気です。
頭全体が締め付けられるように痛いのが症状の特徴です。
筋肉が緊張状態にあることが原因なので、こちらのタイプでは温める対処が効果的です。
頭痛には「白鳥」という曲が効果的?
過去に健康系のTV番組で紹介されていたようですが、この「白鳥」は緊張型頭痛に効果的とのこと。
頭痛が辛くて心が沈んでいたのですが、頭痛に効果があると聞いた「白鳥」を聞いてる。
頭痛くない気がする…作業再開だ!— しん (@JTakara7) 2018年4月17日
理由はβエンドルフィン
この「白鳥」が効果的な理由としてですが、伴奏が人間の心拍数に近いことでリラックス効果があり、その結果鎮痛効果の高い脳内物質「βエンドルフィン」が分泌されるというメカニズムのようです。
このβエンドルフィン、モルヒネの数倍の鎮痛効果があり、気分が高揚したり幸福感が得られるという作用があります。
βエンドルフィンを分泌させるには?
そうなると「βエンドルフィンの分泌をコントロールできれば、頭痛などの痛みや鬱々した気分も改善できるのではないか?」と考えられます。
その方法を今回のテーマの“音楽”と掛け合わせてβエンドルフィンを考えてみると…
②その時の気分に合った音楽を聴くこと
①好きな音楽を聴く
これは「好きなことをする」も含まれますが、無理に「ヒーリングミュージック」を聴く必要もないのかと。
ハードコアだろうがクラシックだろうが、自分の好きな音楽を聴くことが一番効果的だと言えます。
②その時の気分に合った音楽を聴く
気分が落ち込んでいるときに無理に明るい音楽を聴くと逆効果…なんて言われてます。
今の自分の気分や気持ちに合うような音楽を聴いて、どっぷりと浸かることで一種のトランス状態になり、結果βエンドルフィンが分泌される、ってことかと。
そうなると、幅広く音楽を知っている方がお得なんだと思います。
その他の頭痛改善に効果的な音楽
調べるとYoutubeで結構ありました。
効果は個人差あると思いますが、試してみて損はないかと!
脳波をα波にする
個人的にこれ、ちょっとぼんやりとトランス状態になったので運転中などのBGMにはNGかもしれません。
バイノーラルビート 山の麓
こちらはβエンドルフィンの分泌を促す効果があるようです。
J.S.バッハ ゴールドベルグ 変奏曲 BWV.988
まとめ
痛みって多くの活動を阻害する原因ですし、様算なQOLを低下させる原因になるものです。
クライアントの健康や生活を支援する作業療法士にとって、この“頭痛”という痛みをどのように生活の中で改善させるか?ということを考えることは、非常に有益なことなんだと思うんです!
作業療法士は語りたい!
寝不足による頭痛の原因と解決方法、その他の症状について!