前頭葉で最も前方の先端に位置する領域を前頭極と呼ばれています。
今回はこの前頭極の機能や障害、場所についてまとめてみました!

前頭極とは?


前頭葉の最も前方の部分を“前頭極”と呼びます。

ブロードマンの脳地図における前頭極について

前頭極を細胞構築学的な分類でいえば、

ブロードマン領野の10野(BA10野)
におおよそ位置します。

前頭極の場所について


前頭極は前頭葉の先端部の領域になります。

前頭極への血液供給血管について

前大脳動脈

前頭極の機能や働きについて

前頭極の領域が司る機能や働きについては、他の領域よりもまだはっきりとしていないことが多いようです。
ただし、現段階で解明している機能としては、

・未来について考える事
・過去の意思決定に対して評価すること
…と言われています。

前頭極は“無知の知”を司る?

東京大学大学院医学系研究科の宮本健太郎らの論文『前頭極は未経験の出来事に対するメタ認知判断をつかさどる』によると、

前頭極(10野)は、前頭葉の神経ネットワークが未知の事象と既知の事象とを異なる情報伝達系にもとづいて処理し,その両方が統合されて既知感および未知感の意識体験を生むことが示唆された

…と報告されています。

つまり、自分自身の記憶や思考といった認知活動を客観的に捉えるという“メタ認知”に関与ていると考えられます。
ソクラテスの言葉である“無知の知”…「自分が知らないということを知っている」ということですね!

前頭極の損傷と障害について

両側前頭極損傷後自己の将来を計画できずに経過している一例』によると、この症例では自分の将来についてイメージをすることができない症状があると報告されています。

前頭極を英語ではなんと言う?

Frontal pole

前頭極をラテン語ではなんと言う?

polus frontalis

前頭極の略語について

FrP, FP
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