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FIM(社会的交流)における項目や具体例、採点方法について

 

FIMの認知項目の一つでもある“社会的交流”の項目を評価する際、「何を評価の対象にすればよいか?」「寝たきりや意識障害がある場合はどうしたらよいのか?」といった疑問がでてくるかと思います。
そこで今回は『FIM(社会的交流)における項目や具体例、採点方法』についてまとめました!

FIM(社会的交流)について

FIMでの“社会的交流”とはどのようなものになるのでしょうか?
定義としては、

治療の場あるいは社会の場において他人との折り合い、他人に参加していく技能。
…とあります。
つまり、これは“自分の要求とともに他人の要求をどう処理するか”ということを意味しているとされています。

FIM社会的交流の評価のポイントについて

FIMの“社会的交流”の項目を評価する際には、『他人と折り合い集団へ参加するかどうか』を評価する対象として考えます。

  • 相手にどの程度迷惑をかけているか、自分の言動が人にどう思われているかわかること
  • 治療の場、あるいは社会生活の場で他人との折り合い、集団に参加していく技能をもつかどうか
  • 自分の要求とともに、他人の要求をどう処理するかを理解している

逆に、“適切に関わっていない状態”とは、

  • 訓練を拒む
  • 車いすで暴走する
  • あいさつをしない
  • 無視する
  • 過剰な泣き笑い
  • 些細なことで怒る
  • 暴力をふるう
  • ののしる、悪態をつく
  • 過度にひきこもる
  • 集団レクに参加しない
  • 他人に迷惑をかける
  • 不快感を与える
  • 交流しない

…といった状態があげられます。

FIM社会的交流の点数別解釈と具体例

では、FIMで社会的交流を評価する際の点数別の考え方と、臨床や現場での具体例について以下に解説します!

7点(完全自立)

  • スタッフ、他の患者そして家族と適切に交流する(例:気分をコントロールし、批判を受け入れ、言葉や行動が他人に影響を与えることがわかっている)
  • 不慣れな環境でも問題なく関わっている

6点(修正自立)

  • 不慣れな環境でもほとんどの場面ではスタッフ、他の患者そして家族と適切に交流する、あるいはわずかな困難を伴う
  • 監視は必要ない状態
  • 社会的状況のなかで適応するまでに通常以上の時間がかかる
  • コントロールのために薬物を必要とすることもある

5点(監視)

  • 緊張するような状況、または不慣れな状況でのみ監視が必要(たとえばモニターでの監視、言葉による抑制、指示または促し)。しかしそれは10%未満の場面のみ
  • 交流を始めるのに励ましが必要なこともある

4点(最小介助・指示)

  • 慣れた環境でも“75%以上90%未満”の場面で適切に交流する

3点(中等度介助・指示)

  • 慣れた環境でも“50%以上75%未満”の場面で適切に交流する

2点(最大介助・指示)

  • 慣れた環境でも“25%以上50%未満”の場面で適切に交流する
  • 抑制が必要なこともある

1点(全介助)

  • 慣れた環境でも“25%未満”の場面でしか交流できない
  • 全く交流しない

社会的に好ましくない行為とは?

FIMの社会的交流を評価する際、“社会的に好ましくない行為”とはどのようなものを指すのでしょうか?
具体的には、

・かんしゃくをおこす
・大声で不潔な言葉、悪態をつく
・過剰に笑ったり、泣いたりする
・暴力をおこす
・過度にひきこもる
・過度に他者との交流をもとうとしない
…などがあげられます。

寝たきり、意識障害を有する場合は?

クライアントが寝たきりの状態であったり、意識障害を有している状態の場合は、社会的交流場面が“25%未満”の状態と捉えられ、結果1点となります。

まとめ

FIMの社会的交流を評価する際には、どの程度他者と“適切に”交流をすることができるか?という視点で評価することが必要です。
ただ評価者の主観が入らないように注意する必要もありますね!

作業療法士は語りたい!

この項目はどちらかと言えば、精神疾患を有するクライアントの場合に特に重要な項目だろうね!
高齢者の認知症の場合にも重要視されるでしょうね!
 

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