Rehabilitation

FIMの認知項目の種類や採点方法、基準について

 

FIMで「しているADL]を評価する際、一般的に運動項目より認知項目の方が評価しにくい…なんて声が多く聞かれます。
そこで今回はFIMの認知項目の種類や採点方法、基準についてまとめてみました!

FIMの認知項目の種類について

FIMの認知項目は、大きく分けると『コミュニケーション』『社会的認知』の2つに分けられます。また、さらに以下のような5種類で構成されています。

コミュニケーション(2項目)

理解
表出

社会的認知(3項目)

認知項目の満点

FIMの認知項目の満点は35点になります。

FIM認知項目の採点のポイント

では、FIMの認知項目における採点のポイントとはどのようなものになるのでしょうか?
主なポイントとしては以下の2点になります。

①複雑な課題に対して、介助者を必要とするか?
②必要とする場合、どのくらいの介助(介助量)を必要とするのか?

FIM認知項目の採点基準について

認知項目では「監視・準備」と「介助」を運動項目のように区別するのが難しいとされています。
認知項目の場合は、指示や促しや介助にあたると解釈して問題ありません。

認知項目での5点と4点の基準について

認知項目では5点と4点の基準が運動項目と異なりますので注意が必要です。
5点は10%未満、4点では10~25%の介助(指示、促し、配慮、監視など)

FIMの認知項目における評価対象課題について

FIMの認知項目を評価する際に、それぞれの下位項目ではクライアントのどのような状況や様子を元に評価を行うのか、以下に解説します。

理解

“理解”の項目では、

相手の指示や会話がわかるかどうか?
…が評価の対象となります。
つまり、クライアントが普段
・どのくらいわかっているか?
・評価者が話しかける際にどのくらい配慮(=介助)しているか?
…をみることになります。

表出

“表出”の項目では、

自分の欲求や考えを相手に伝える
…が評価の対象となります。
つまり、クライアントが普段
・(相手に)どのくらい伝わっているか
・評価者が聞き取るためにどのくらい配慮(=介助)しているか
…をみることになります。

社会的交流

“社会的交流”の項目では、

他人と折り合い、集団へ参加する
…が評価の対象となります。
つまり、クライアントが普段
・家族、スタッフ、他患者らと適切に交流しているか
…をみることになります。

問題解決

“問題解決”の項目では、

生活に即した問題を解決する
…が評価の対象となります。
つまり、クライアントが普段
・合理的、安全、タイミングよく決断、実行しているか
…をみることになります。

記憶

“記憶”の項目では、

日常生活活動で情報を記憶し、再生する
…が評価の対象となります。
つまり、クライアントが普段
・人、毎日の日課、他人からの依頼を覚えているか
…をみることになります。

認知項目における“介助”とは?

FIMの運動項目における“介助”は“手を触れる必要があるかどうか”が一つの基準でしたが、認知項目における“介助”とはどのようなものになるのでしょうか?

基本的に認知項目における介助とは、

指示、促し、配慮、監視
…といったものが当てはまります。
運動項目とは介助の意味が異なりますので注意が必要です。

まとめ

FIMで点数をつけにくいとされている認知項目ですが、なにが介助にあたるか、介助量の割合と点数の関係を把握すれば性格な評価をすることができるんだと思います。

作業療法士は語りたい!

認知項目は運動項目に比べて具体例があってもわかりにくい場合が多いですよね!
運動項目のように“手すりを使って自立なら6点!”みたいにシンプルではないからね!
でもFIMの特性を考えると、この認知項目をしっかりと評価することは非常に臨床や現場において重要になるからね!
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