Rehabilitation

歯磨き動作に対しての自助具・福祉用具10選 – 歯磨きを自立させるために役立つ道具について

 

整容動作でもある“歯磨き”は片手でもできること、介助量としては大きくないことからもリハビリテーションの臨床や介護の現場では意外と過介助になっている部分でもあります。
しかしできるかぎり本人の能力を活かし、自立度を高めることを目標とする作業療法士にとっては、代替的アプローチでもある自助具の導入を検討する必要があります。
そこで今回は歯磨き動作をもっと楽にする自助具についてご紹介します!

歯磨き動作に対しての自助具のポイント

他の自助具でも共通する部分もあるでしょうが、歯磨き動作に対する自助具選定や導入のポイントとしては、

①素材が軽いこと
②防水であること
③洗浄しやすいこと
④壊れにくいこと
⑤素材の匂いがないこと

…などがあげられます。

①素材が軽いこと

歯磨き動作を行うためには口の高さまで上肢を保持したまま歯を磨く動作を行うため、自助具そのものに重さがあると非常に使いにくくなってしまいます。
できるだけ軽い素材で作られているものを選ぶ必要があります。

②防水であること

歯磨きに使用するため、水をはじくもの、防水加工しているものであるものでないといけません。

③洗浄しやすいこと

口腔内に入れるものなので、不衛生なままでは感染のリスクが高まります。
頻繁に洗浄しても品質が落ちないもの、形がシンプルで洗浄しやすいものなどを選ぶ必要があります。

④壊れにくいこと

床に落としても壊れたり、ひびが入りにくい素材のものを選ぶ必要があります。

⑤素材の匂いがないこと

自助具は形状を変えやすくするためゴムやプラスティックといった化学製品でできているものが多くあります。
物によっては素材自体がゴム臭かったり、匂いがきついものもあります。
口腔内に入れるものであり、毎日頻繁に使うものであることからも、無臭のものを選ぶ必要があります。

歯磨きに使用する自助具について

では、歯磨き動作に対しての導入におすすめな自助具や福祉用具などのグッズをご紹介します!

パラリンコップ

このパラリンコップは、脳卒中片麻痺のクライアントでも片手で歯ブラシを固定でき、歯磨き粉をつけるなどの動作をしやすくしてくれる自助具になります。

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シリコンスポンジハンドル

作業療法の現場では比較的よく見る自助具ですが、これも歯磨き動作には非常に役立つ自助具です。
歯ブラシの柄を太くするだけで持ちやすく、握力低下しているクライアントでも使いやすくなる場合があります。

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くるくるシリコングリップ

これも歯ブラシの柄を太くし、持ちやすくするために使用する自助具の一つです。

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指ブラシ

歯ブラシという物品操作が困難な場合、試してみたいのがこの指ブラシです。
通常の歯ブラシよりも使いやすく、奥歯まで磨きやすいケースもあるので、自助具の一つとして知っておくとよいかもしれません。

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歯磨きティッシュ

この歯磨きティッシュのメリットとしては、水を使用しなくて済むことがあげられます。
口をゆすぐという工程が難しいクライアントの、歯磨きの自立度を向上させる一つの選択肢としては非常にう有効なんだと思います。

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360度歯ブラシ

普通の歯ブラシでは磨きにくい…という場合には、この360度前面にブラシがついている“360度歯ブラシ”が有効かもしれません。

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曲がる歯ブラシ

ブラシネック部分を自由に曲げることができるので、奥歯や磨きにくい歯列にまでブラシを届かせることができます。
小児用が多いためか、ブラシヘッドが小さくできている点もメリットがあるかと思います。

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ワイダー・チ・ビ

口唇を開くことで、歯磨きをスムーズにしやすくするための道具になります。
自助具というよりは介護者が歯磨きなどの口腔ケアをしやすくするための道具として使う目的のようですね!

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吸引歯ブラシ

誤嚥のリスクが高いクライアントに対して、この吸引ブラシを使用すればブラッシング中の水分や汚れを吸引しながら歯磨きを行うことができます。

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UNICO

「3秒で歯磨きができる!」というキャッチフレーズのこのマウスピース型歯ブラシ“UNICO”。
忙しいビジネスマンをターゲットにして商品開発されたようですが、これ考えようによっては口腔ケアとしても汎用性が高いかなと思いご紹介しました。
クラウドファンディングで資金調達をしている段階なためか、まだ一般販売は未定のようですが。。

まとめ

歯磨きは整容動作というADLの一つですが、“口腔リハビリテーション”という独自の分野があるくらい、重要視されているものだと思います。
作業療法士として、歯磨きに対してただ“介助をすればよい”ではまく、自立度をどうやって向上させるか?という視点で自助具やグッズの選定、導入を検討していく必要があると思います。

作業療法士は語りたい!

“指ブラシ”は非常に導入しやすいし、高い効果も期待できそうですね!
「歯磨き=歯ブラシを使う」っていう先入観があると、解決策が狭くなってしまうのかもしれないね。

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