短内転筋は、大腿部内側区画にある内転筋群の筋肉で、三角形に近い形をしています。
大内転筋の前方、長内転筋と恥骨筋の真後ろに位置する筋になります。
今回はこの短内転筋の起始、停止や支配神経、基本的な働きについて解説します!
目次
短内転筋の起始・停止について
短内転筋の起始、停止についてですが…
- 起始:恥骨下枝
- 停止:大腿骨粗線の内側唇の上1/3
…となります。
以下に詳しく解説します。
起始
短内転筋の筋全体は恥骨筋と長内転筋に被われ、恥骨下枝の下部から短い腱で起こり外下方に広がります。
停止
短内転筋の停止筋膜は恥骨筋と長内転筋に重なって恥骨筋線の下半と、大腿骨粗線の内側唇につきます。
短内転筋の支配神経について
短内転筋の支配神経は…
閉鎖神経(L2~L4)
…となります。
短内転筋への血液供給動脈について
短内転筋へ血液供給している動脈は…
大腿深動脈
…となります。
短内転筋の主な働き
短内転筋は主に、
・股関節の内転
・股関節の内旋
・股関節の屈曲
・股関節の内旋
・股関節の屈曲
短内転筋を英語で何て言う?
Adductor brevis muscle
短内転筋をラテン語で何て言う?
M.adductor brevis
読み方・発音
アダクタ ブレヴィス