キャリア

これからの作業療法士として生き残るために必要な7つのこと。

 

4月から臨床15年目になってしまいました(笑)
15年も作業療法士として臨床に携わっていると、自身のキャリアや仕事への取組みなど改めて考えさせられます。
そこで今回は『作業療法士として充実するために必要な5つのこと』というテーマで、経験則をベースにまとめてみました!
新人セラピストの方には特に参考にしてもらいたいなーって思います!

1.今日中にできる小さいけど現実的な目標を決めること!


「継続は力なり」って本当だと思います。
長期的な目標を立てるのも大切ですが、毎日小さくても確実に実行できる目標をたてることも重要だと思います。
小さいものでも成功体験を積むことで劇的にパフォーマンスは変わってきますし、何より自己評価、セルフイメージが変わってきます。
これ、作業療法士にとっては非常に大事な心構えだと感じています!

続ける力…『継続力』がOTにとって重要なんだと思うんです。

2.新しい出会いを求めること!


“繋がり”とか“コネクション”、とかっていう表現をするとすごい「打算的」な印象を受けてしまいますが、リハビリテーション業界でも“人脈”が重要なのは事実です!
特に自分の職場以外のつながりって非常に重要になってきます。

これは作業療法士、理学療法士、言語聴覚士といったリハビリテーション職同士の人脈はもちろんですが、他職種、他業界との人脈も非常に刺激になります!
あと個人的に思うのですが、いい人脈の広げ方って「相手からなにかしてもらう」のではなく、まず「最初に相手になにかをしてあげる」ってことが大事なのかもしれません。

3.得意な分野を伸ばすこと!


作業療法が扱う分野って非常に広範囲の為、キャリアを積んでいくにあたって「自分が何が得意なのかわからない」「自分が今後作業療法士としてどう成長していけばいいのかわからない」って状態に陥るケース、多い印象を受けます。
扱う範囲が広い職種だからこそ、自分が興味のある分野、好きな分野、得意な分野を早いうちから見つけ、その分野を伸ばしていく意識ってすごい必要なんだと思います。

入職したばかりの新人のうちは業務に慣れる事、基本的な知識、技術は網羅していないといけないかもしれませんが、いずれ自分が得意な分野1つ(多くて2つ)に特化していく気持ちでないと、必ず壁にぶつかってしまいますから!

4.苦手なものを克服しようとする“努力”をすること!


前述したように得意な分野を絞って延ばすことは非常に重要です。
じゃあ苦手な分野はやらなくていいかって言うと、もちろんそれも違います(汗)

ただ、苦手な分野は克服することを目標にするのではなく、「克服しようとする努力」にこそ価値が高いんだと思っています。
焦って自分が好きになれない、苦手な分野を「他の人はできているから…」という理由なだけで自分を追い詰めるように努力しても、それは身になりにくいものだと思います。
苦手なことについては決して焦る必要はありません。

得意なことをまず見極め、伸ばし、苦手なものは“人並み”にできるように「努力」するくらいでいいのかもしれません。
苦手な分野は他の人に敢えて頼るって力も、チーム医療には必要になってくると思うんですよね!

5.新しい情報をチェックすること!


新しい情報や刺激は常に必要です。
その方法は作業療法ジャーナルや協会からの機関紙を読むのもいいですし、研修や学会などで他の作業療法士の話を聴くことも重要だと思います。
ただ情報は受け身で得ようとすると必ず質と量が下がってしまうので、自分から積極的に情報を得ようとする姿勢が必要になってきます。

ジャーナルだけじゃない?リハビリテーションに関する雑誌11選!

6.多くの趣味をみつけ、社会経験をすること!


作業療法士はクライアントの生活を支援する職業です。
そうなると、その生活を構成する様々な活動や作業について、作業療法士はある程度の知識が必要になってきます。

それが釣りでも農業でも編み物でも、「経験ないですし、興味ないのでわかりません」では提供できるものも少なくなってしまいます。

様々なアクティビティ、社会生活、社会参加経験をするということは、作業療法士としてのキャリアアップのためにも非常に重要な要素になってくるはずです!
だからこそ、作業療法士は多くの趣味をみつけ、社会経験をつむ必要があると思います!

作業療法士は多くの映画を観るべきだと思う10の理由

7.作業療法をビジネス的な視点で見る事


仕事を楽しくするためには、常に積極性が必要になってきます。
病院や施設で勤務し、目の前のクライアントに対して作業療法士として評価、介入をしていく…ということはもちろん重要です。

ただ、自分が提供している作業療法はもっと応用的な展開はできないのか?
もっと効率的に、効果的にできないのか?
目の前のクライアント自身だけではなく、地域や社会にとって有益なものに昇華できないのか?

…といったビジネス的な視点で自分の作業療法を捉えなおすって視点、重要になってきます。
その視点をもって「こんなこともできるかもしれない!」って妄想(笑)するだけでも、作業療法の仕事が非常に楽しくなっていくはずです!

*作業療法の定義も改訂されたこともあって、この発想は今後非常に重要になっていくと思います。

作業療法の定義が改定されて広がった作業療法の対象と可能性

まとめ

ただでさえセラピストが過剰供給になりつつある今、“量産型”の作業療法士は決して生き残ることができないと思います。
セルフブランディングって観点でも、今回あげた7つの項目を意識して、自分の得意な分野を早めにみつけそこに特化していくぐらいの気持ちが重要なんです!

作業療法士は語りたい!

「仕事は前のめりで!」って、楽しく仕事をするためには必要ですよね!
「遊び」って基本積極的に、自主的に行う活動でしょ?
でも一般的に「仕事」って「生活の為」とか「社会人なんだから」って理由ですごい受け身的に行っている人が多いと思うの。
その仕事をいかに自主的に、積極的に行う“活動化”することで、
仕事=遊びの感覚になっていくと思うんだよね!
「仕事が趣味」ってフレーズも、この感覚がベースにあれば素敵なことなんでしょうね!
 

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OT愛東

臨床15年目の作業療法士。
作業療法士としてのキャリアと同時に、音楽関係、アパレル関係、ナイトビジネスなどの経験を経て現在ウェブ事業の展開も行っている。
現在は作業療法士のキャリアアップを目的としたウェブメディア『作業療法プレス』をはじめ、複数のブログメディアを運営。
また、自身の様々なキャリアから、改めて「働き方」を考え、支援するために“働きにくさをリハビリする”産業作業療法研究会を設立。
日本作業療法士協会会員・日本職業リハビリテーション学会員・両立支援コーディネーター

OT若菜

臨床3年目の新人作業療法士。
手先が器用なため、手工芸を用いたアクティビティでの介入が得意。
これといった趣味はなく休日は家でダラダラしている。
現在彼氏募集中。
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