何かを始めるのは簡単でも、それを継続し続けることは非常に難しいとされています。
作業療法士にとってこの“継続力”を維持するための方法、ステップはクライアントに対しても、OT自身に対しても必要なことといえます。
今回はこの“継続力”を維持するための5つのステップについてまとめてみました!

継続力を維持する5つのステップ

続けていく力…「継続力」を維持するには以下の5つのステップが必要になります!

ステップ1:継続すべきかどうかを考える


何かを始めても、なかなか継続できない…そんな時は少し立ち止まって「本当にこれは継続したいのかどうか?」という点について改めて考えてみる事が重要です。
本当にそのことを心の底から自分が成し遂げたいと思っているのか?
周囲の自分への評価を気にして引っ込みがつかないだけなのか?
それを始めるためにかなりの初期投資(お金や時間)をしたため、途中で投げ出したら「もったいない」という感情があるからか?
しっかりと見極めることが重要です。

「本当にそれ、続けたいの?」

と自分に問いかけ、「Yes」と答えるのに少しでも“しこり”や“引っかかり”がないのかどうか、考えてみるのが継続力を維持するための大前提と言えます!

ステップ2:どの行動をターゲットにしたいか考える


次に継続力を維持するためにはどの行動に焦点を当て、ターゲットとするのかを考えます。

増やしたい行動(不足行動)なのか?
減らしたい行動(過剰行動)なのか?

そのどちらにしても、どの行動をどのようにしていきたいのか明確にする必要があります。
不足行動と過剰行動は、その方法が全く逆になるため、自分の継続力を維持するために必要な行動はどちらなのか、を改めてはっきりさせておく必要があります。
*“不足行動”、“過剰行動”については『継続力には行動そのものをマネジメントする必要があるって話。』の記事参照!

ステップ3:ゴールを段階的に設定する


継続力を維持するにしても、そのゴールを設定する必要があります。
しかも長い期間、大きなゴールだけでなく、短い期間で、比較的達成しやすいゴールをいくつかステップアップ的に設定していくことも重要です。
最終的な大きなゴールをLTG(Long Term Goal:長期目標)、目の前の小さいゴールをSTG(Short Term Goal:短期目標)と呼びます。
まずLTGを設定し、そのLTGを達成するために必要なSTGを段階的に上から降ろしていく(トップダウン)ように設定していくのがコツと言えます。

ちなみにこのSTGは比較的達成しやすいものにする必要があります。
そうすることで目標達成の「成功体験」を積み重ねることができ、脳科学的にもリラックスした状態で目標達成することができます。

ステップ4:メジャーメント


メジャーメントとは「計測、測定」になります。
行動が継続しないことの大きな理由に、その行動成果が曖昧で漠然としていることがあげられます。
つまり行動結果や工程をすべて「数値化」することで、目に見えて客観的な変化が確認できることになります。
継続力を維持するためには主観ではなく客観的な判断が必要ということです。
加えて、このメジャーメントする期間を設定することも必要です。
決してその設定した期間で終了するのではなく、あくまで一区切りとしてブロック化してまとめるという作業になります。

ステップ5:チェック


最後のステップとして、行動が増えているか減っているかを「チェック」することにあります。
メジャーメントのステップのように数値化して計測するのとは違い、ここでは単純にその行動の増減を確認し、改めていままでの1~4のステップが正しかったかどうか、思うような結果でなければ軌道修正するきっかけにします。

まとめ

作業療法士にとっての継続力は、クライアントへの自主訓練などの指導の際にも必要ですし、もちろん自分自身の勉強や自己研鑚のためにも必要な要素と言えます。
今回ご紹介したステップを意識することで、三日坊主だったことも自然と続けていけるのかもしれませんね!

作業療法士は語りたい!

ステップ3のゴール設定なんかは、
非常に作業療法訓練の目標設定にも応用できる部分ですね!
そうだね!
特にSTGに関しては、「達成しやすい目標」というレベルで設定することで、
クライアント自身が自己評価を高くしていく…という副次的な効果を狙えるからね!
喪失体験が多いクライアントにだからこそ、少しの成功体験を積み重ねていくってステップが必要なんでしょうね!

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続ける力…『継続力』がOTにとって重要なんだと思うんです。
継続力には行動そのものをマネジメントする必要があるって話。