両立支援コーディネーターとして、どのような課題を抱えている人を対象にするのか?というのは明確にしておかないといけません。
今回はこの職業生活との両立の三大テーマについて解説します。

働き方改革の9つのテーマとは?

労働参加率向上、労働生産性向上、非正規の待遇改善、ワークライフバランス実現などを目的とした改革…いわゆる「働き方改革」ですが、この計画には9つのテーマがありそれぞれに改革の方針が示されています。
その9つのテーマとは、

  1. 非正規雇用の処遇改善
  2. 賃金引き上げと労働生産性向上
  3. 長時間労働の是正
  4. 柔軟な働き方がしやすい環境整備
  5. 病気の治療、子育て・介護等と仕事の両立、障害者就労の推進
  6. 外国人材の受け入れ
  7. 女性・若者が活躍しやすい環境整備
  8. 雇用吸収力の高い産業への転職・再就職支援、人材育成、格差を固定化させない教育の充実
  9. 高齢者の就業促進

…になります。

両立支援における3つのテーマとは?

両立支援においては、上記の働き方改革の9つのテーマ内にある、

  1. 出産、育児
  2. 介護
  3. 治療
…の3つが主に対象としてあげられます。

以下にそれぞれ詳しく解説します。

出産、育児

まず、“出産、育児”における両立支援の課題ですが、

期限がある程度明確で発展的課題である

…という特徴があります。

出産・育児に関する両立支援制度の概要

妊娠や出産、育児に関する両立支援制度の概要としては次の通りになります。

妊娠、出産
  • 深夜勤務及び時間外勤務の制限
  • 健康診査及び保健指導
  • 業務軽減等
  • 通勤緩和
  • 休息又は補食
  • 産前休暇
  • 産後休暇
  • 配偶者出産休暇(男性のみ)
育児
  • 育児参加のための休暇(男性のみ)
  • 育児休業
  • 育児短時間勤務
  • 育児時間
  • 保育時間
  • 子の看護休暇

介護

“介護”における両立支援の課題ですが、

ある程度のメドが立ち、自分がサポートする立場である

という特徴があります。

介護に関する両立支援制度の概要

介護に関する両立支援制度の概要としては次の通りになります。

  • 介護休暇
  • 介護時間
  • 短期介護休暇


治療

“治療”における両立支援の課題ですが、

自分がサポートしてもらう立場であり、期間も不明

という特徴があります。

治療に関する両立支援制度の概要

治療に関する両立支援制度の概要としては次の通りになります。

  • 時間単位の年次有給休暇
  • 傷病休暇、病気休暇
  • 時差出勤制度
  • 短時間勤務制度
  • 在宅勤務(テレワーク)
  • 試し出勤制度

まとめ

基本的に両立支援コーディネーターが対象とする課題としては、子育て(妊娠、育児)、介護、治療の3つになります。
この対象のそれぞれの特徴や関わる制度といったものをしっかりと把握することが支援につながるのだと思います。

作業療法士は語りたい!

働き方改革の9つのテーマの一部に両立支援が関わるってイメージでしょうね。
働き方に関する大きな課題のうちの1/3だからね。
ただ、作業療法士×両立支援コーディネーターとして考えれば、もっと多くの課題に対処できる可能性はあるよね!
そういった意味でも、職業生活を支援するという意味での作業療法士は今後求められるでしょうね!