福祉用具

Windowsのナレーター機能はいろんな意味で惜しい件。

 

Windowsにはテキストを人工音声が読んでくれるナレーター機能が標準で搭載されています。
でも、、、これまだまだ改良の余地がある機能なんです。

Windowsの「ナレーター」機能とは?

いわゆる『スクリーンリーダー』と呼ばれる機能です。
このナレーター機能を使用することで、画面のテキストを読み上げたり、エラーやメッセージの表示を音声で教えてくれたりと視覚障害を持つ方にとってはパソコンを使いやすくするための機能と言えます。

iPhoneの「ヘイ!Siri」とか、「OK,グーグル」みたいなやつですか?
あれは『音声入力』の機能だね。
スクリーンリーダーはあくまで画面に表示してある情報を音声で読み上げる「出力」の機能と言えるだろうね。

Windows7のナレーター機能について

起動方法

Windows7でのナレーター機能の起動方法は、

[スタート]→[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[コンピュータの簡単操作]のフォルダ内にある[ナレータを有効にします]を選択。
となります。

Windows7のナレーター機能注意点

標準は英語のみ!

実はこのナレーター機能、OSがWindows7の場合は英語でしか読み上げてくれません。
日本語音声へ変換するする場合は別に日本語音声合成エンジンを取り寄せてパソコンにインストールする必要がありますが、なにやら手間がかかりそうな方法です(泣)
日本語音声合成エンジンのご提供について

ちなみにwindows7のナレーター機能については公式ですら「市販のスクリーンリーダーをお持ちの方は、そちらをお使いください。」ってアナウンスしてるからね(苦笑)
!!
公式なのにっ!?

Wordには対応していない!

Windows7のナレーター機能はMicrosoft Officeのソフトに対応していないという欠点もあります。
頻繁に使われるであろうWordやExcelにも使用できないのです。
まあ、英語での読み上げのみですからそこまで使用頻度が多くなることもないのでしょうけど。

IEにも対応していない!

Microsoftのブラウザである『Internet Explorer』にもwindows7のナレーター機能は未対応です。

Windows8のナレーター機能について

Windows8になってやっとこのナレーター機能の標準に日本語が追加されています。

起動方法

Windows8でのナレーター機能の起動方法は以下の4通り。

キーボードで [Windowsキー]を押しながら[Enter キー]を押す。
タブレット上で[Windows ロゴ ボタン]を押しながら音量を上げるボタンを押す。
サインイン画面で、左下隅にある [コンピューターの簡単操作][コンピューターの簡単操作] ボタンをタップorクリックして、[ナレーター] を選択。
画面の右端からスワイプし、[設定]、[PC 設定の変更] の順にタップ。

改善された点

ナレーター機能の日本語読み取りが標準になったWindows8先生ですが、その他改善された点もあります!

Wordに対応

わざわざ『メモ帳』を経由する必要もないんです。

Excelにも対応

もちろんエクセルにも対応しています。
ただエクセルで改行するときの[Alt]+[Enter]を間違えて[Windowsキー]+[Enter]を押してしまい、「パソコンが急にしゃべりだした!」とびっくりする人が多いようです(苦笑)

Internet Explorerにも対応

これで視覚障害の人も音声によってインターネットを楽しむことができるってわけです!

まとめ

視覚障害の人にとっては音声出力の機能はかなり有効なサポート機能といえます。
ただし実際に使いやすくなるのはWindows8以降のOSが前提と言えるかもしれません。

作業療法士は語りたい!

Windows8以降のナレーター機能の裏ワザ的な使い方知ってる?
え?どんなのですか?
ナレーター機能を使えばどんなものでも『オーディオブック』のように使えるんだよ!
!!!
なるほど!それは便利かも!
 

関連記事

  1. 作業療法士が覚えておきたいコンピュータアクセシビリティ(Wind…
  2. 福祉用具やICT機器を導入する際のポイントをまとめてみた!(運動…
  3. 「画面に近づいて」はNG? 視覚障害のパソコン操作には拡大鏡を試…
  4. ユニバーサルデザインの7原則とバリアフリーとの違いについて!
  5. マウスが使えない?テンキーをマウスとして使うマウスキー機能につい…
  6. 視覚障害を持つ人へiPhone・iPadができる11のサポート機…
  7. コミュニケーションエイド “VOCA”の特徴と使い方、 種類につ…
  8. 福祉用具と発生する可能性がある二次障害の種類について!

おすすめ記事

就労支援は障害者にとって「最終」目標なのでしょうか? クライアントのセルフイメージ向上に繋がる5つの勇気付けの方法について PULSES Profile(パルセス プロフィール)によるADL評価の項目と点数の付け方について! 継続力には行動そのものをマネジメントする必要があるって話。 認知症高齢者の方の自動車運転免許証の更新と高齢者講習の流れについて!
Sponsored Link

OT愛東

臨床15年目の作業療法士。
作業療法士としてのキャリアと同時に、音楽関係、アパレル関係、ナイトビジネスなどの経験を経て現在ウェブ事業の展開も行っている。
現在は作業療法士のキャリアアップを目的としたウェブメディア『作業療法プレス』をはじめ、複数のブログメディアを運営。
また、自身の様々なキャリアから、改めて「働き方」を考え、支援するために“働きにくさをリハビリする”産業作業療法研究会を設立。
日本作業療法士協会会員・日本職業リハビリテーション学会員・両立支援コーディネーター

OT若菜

臨床3年目の新人作業療法士。
手先が器用なため、手工芸を用いたアクティビティでの介入が得意。
これといった趣味はなく休日は家でダラダラしている。
現在彼氏募集中。
PAGE TOP