サーブリッグ分析第3類に位置する4つの動作について!

サーブリッグ分析は作業療法の臨床や現場での動作分析、作業分析にも非常に有効だと考えられます。
今回はこのサーブリッグ分析でも第3類と呼ばれる4つの動作について、OTの視点で考えてみました!

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サーブリッグ分析第3類とは

様々な作業行動を基本的な18の動素(サーブリッグ)に分離し分析する“サーブリッグ分析”の第3類と呼ばれる4つの動作については、

・つかみ続ける:Hold
・避けられない遅れ:Unavoidable delay (UD)
・避けられる遅れ:Avoidable delay (AD)
・休む:Rest

…があります。
これらの動作は、その作業行動を遂行するにあたって「無駄」とされる作業なので、完全に取り除く必要性がある動作…になります。

つかみ続ける:Hold

“つかみ続けている”動作は作業動作上そのモノをずっとつかんだままでいる状態を指します。
持っている目的物の動きが止まったときを始点とし、保持している目的物が動き始めたときを終点とします。
*サーブリッグ記号は「磁石にモノが吸い付いている」形になります。

避けられない遅れ:Unavoidable delay (UD)


“避けられない遅れ”は自分ではどうにもならない遅れを指します。
手持ちに成り始めるときを始点とし、再び作業をし始めたときを終点とします。
どちらかといえば、その作業を中断せざるを得ない不測の事態…を指すことが多いような印象です。
*サーブリッグ記号は「つまづいた」形になります。

避けられる遅れ:Avoidable delay (AD)


“避けられる遅れ”は自分の意思で防ぐことができる遅れを指します。
例で言えば「よそ見」や集中力が低下し「手を休める」なんて状態があげられます。
標準の作業方法から外れるときを始点とし、標準の方法に戻ったときを終点とします。
*サーブリッグ記号は「人が寝た」形になります。

休む:Rest


“休む”は作業動作を行い続け、疲労感のために休む状態を指します。
作業をせず、何もしなくなる時を始点とし、ふたたび作業ができるようになったときを終点とします。
*サーブリッグ記号は「椅子に座る」形になります。

まとめ

サーブリッグ分析における第3類に位置する4つの動作ですが、その作業遂行が遅延したりストップしたりする状態を指すことから、
「判断力」「注意力」「耐久性」「環境」といったものが関わってくると考えられます。
スムーズな作業遂行を促すためにも、これらの4つの原因を身体的、精神的、さらには環境的な因子から分析していくことがOTがサーブリッグ分析を動作分析に使用する際に必要な視点ともいえます。

作業療法士は語りたい!

作業動作を遂行するにあたって、
その動作を阻害する因子もしっかりと把握することが重要なんでしょうね!
その原因の本質はどこにあるのか?という探索的な視点は、
人を総合的に評価することを得意とするOTの強みなんだと思うんだよね!