軽いうつ病を発見!SRQ-D検査の方法、点数解釈とカットオフについて!

一時的な憂鬱な気分程度なら問題ないですが、それがいつまでも続くとなるとちょっと問題になります。
特に軽症のうつ病の場合、仕事やプライベートもそこそこ行えている場合が多いので知らないうちにうつの状態が悪化していた…なんてケースもあるようです。
今回は軽症のうつ病を発見するための検査、SRQ-Dについてまとめてみました!

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東邦大式SRQ-Dについて

東邦大式SRQ-D(Self-Rating Questionnair For Depression)は、軽症のうつ病を発見するための簡単な検査です。

SRQ-Dの特徴

SRQ-Dは鬱病の診断に使用される…というよりは、あくまで目安として使用されるのが特徴と言えます。
ただし質問項目に答えていくことで自分の心の状態を客観的に把握することができ、いち早く心の不調を発見し対処につなげることができます。

対象者

日頃ストレスを感じて生活をしている人や気分が落ち込んで心の状態が悪い…と感じるような人が対象になります。

検査方法

18項目の質問で構成されており、それぞれの質問に対して「いいえ」「ときどき」「しばしば」「常に」のどれかに○印を記入していく方法です。
以下に18の質問項目についてまとめてみます。

No. 質問項目
1 体がだるく疲れやすいですか
2 騒音が気になりますか
3 最近気が沈んだり気が重くなることがありますか
4 音楽を聞いて楽しいですか
5 朝のうち特に無気力ですか
6 議論に熱中できますか
7 くびすじや肩がこって仕方がないですか
8 頭痛持ちですか
9 眠れないで朝早く目ざめることがありますか
10 事故やけがをしやすいしですか
11 食事がすすまず味がないですか
12 テレビをみて楽しいですか
13 息がつまって胸苦しくなることがありますか
14 のどの奥に物がつかえている感じがしますか
15 自分の人生がつまらなく感じますか
16 仕事の能率があがらず何をするのもおっくうですか
17 以前にも現在と似た症状がありましたか
18 本来は仕事熱心で几帳面ですか

得点計算について

SRQ-Dの得点計算は基本的に

「いいえ」:0点
「ときどき」:1点
「しばしば」:2点
「常に」:3点
と得点していきます。
しかし、質問2、4、6、8、10、12に関してはどの答えを選んでも0点とします。

点数とカットオフ値について

SRQ-Dの点数とカットオフ値についてですが、

10点以下・・・・・抑うつ傾向なし
11~15点・・・・境界領域
16点以上・・・・・抑うつ傾向あり

カットオフ値は11点になります。

注意点

対象が軽度のうつ状態の人であっても、GDSSDSBDI-Ⅱといったうつ病の検査同様、被験者の心理に踏み込むような内容なため導入の仕方やフォロー、被験者の状態や実施のタイミングといった点に注意する必要があります。
検査は行えても関係性が悪化した…なんてことになったら治療的な介入も支援もできなくなってしまいますから…。

まとめ

日常少し憂鬱な気分を感じる程度でしたら正常の範囲ですが、その頻度が多く、生活に支障をきたすようでしたら想起にこのBRQ-Dなどで心の状態を客観的に知る必要があります。

作業療法士は語りたい!

BRQ-Dの質問項目をみると、
結構身体的な訴えの項目が多い気がしますね。
やっぱり心理、精神面は身体面と相関性があるから、
心の不調に自覚がなくても、身体がSOSを出している…ってケースは多いんだよね!
BRQ-Dの検査をして、案外「え?自分が??」なんてケース、多いような気がしますね。
心の不調も、早期の対応が必要だからね!