OSA-Ⅱの対象と構成する項目についてまとめてみた!

クライアントの作業に関する自己評価のツールとして『OSA-Ⅱ』があります。
人間作業モデルなども勉強していくと、非常に必要な評価方法ではあるので、備忘録的にまとめてみました。

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作業に関する自己評価・改訂版(OSA-Ⅱ)について

OSA-Ⅱ作業に関する自己評価((Occupational Self Assessment version)は人間作業モデル(MOHO)に基づくクライアント中心の評価法です。

OSA-Ⅱの測定対象

このOSA-Ⅱでは以下の項目を測定することができます。

・作業有用性
・作業同一性(or価値)
・満足度
・作業適応に関する環境の影響

これらの項目を測定するための自己評価様式の評価方法といえます。
何かしらの目標を達成するにはまず自分の興味の対象や、自身の能力について客観的に知ることが必要です。
OSA-Ⅱによってクライアントが何に興味を持っているのか、クライアント自身が自己能力についてどう感じているのかを評価することができます

OSA-Ⅱの構成と内容

OSA-Ⅱには2つの構成があり、それぞれ以下のような項目にわけられます。

第1部:自分について

第1部は“自分”について21項目の文章で構成されています(技能および作業遂行11項目、習慣化5項目、意志5項目)

遂行 1 自分の課題に集中する|処理技能
2 体を使ってしなければならないことをする|運動技能
3 生活している所を方づける|複合技能
4 身体に気をつける|複合技能
5 めんどうを見なければならない人を見る|複合技能
6 行かなければならない所に行く|運動技能
7 金銭の管理をする|複合技能
8 基本的に必要なこと(食事、服薬)を行う|複合技能
9 他人に自分を表現する|コミュニケーションと交流技能
10 他人とうまくやっている|コミュニケーションと交流技能
11 問題をはっきりと認めて解決する|処理技能
習慣化 12 くつろいだり楽しんだりする
13 やらなければならないことを片づける|習慣
14 満足できる日課がある|習慣
15 自分の責任をきちんと果たす|役割
16 学生、勤労者、ボランティア、家族の一員などの役割にかかわる|役割
意思 17 自分の好きな活動を行う|興味
18 自分の目標に向かってはげむ|価値
19 自分が重要だと思うことに基づいて決めている|個人的原因帰属
21 自分の能力をうまく発揮している|個人的原因帰属

*優先度としては4番までという記載があります。

第2部:環境について

第2部の環境(作業行動場面)については、8項目の文章で構成されています。

1 自分が生活して体を休ませる場所|物理的環境・空間
2 自分が生産的(仕事・勉強・ボランティア)になる場所|物理的環境・空間
3 自分が生活して体を休ませるために必要な物|物理的環境・対象物
4 自分が生産的になるために必要な物|物理的環境・対象物
5 自分を支えて励ましてくれる人|社会的環境・社会的集団
6 自分と一緒にやってくれる人|社会的環境・社会的集団
7 自分が大事にしたり好きなことをする機会|社会的環境・作業形態
8自分が行けて楽しめる場所|物理的環境・空間

*優先度としては2番までという記載があります。

評定について

前述した項目に対してはそれぞれ4段階で評定します。
作業機能状態(遂行度)については

問題あり
やや問題
良くできている
非常に良くできている
の4段階で評定します。

また重要度については、

大事でない
やや大事でない
大事である
非常に大事
の4段階になります。

まとめ

クライアント自身が自分の興味の対象や作業能力について客観的に把握することは、目標を達成することには非常に重要な視点だと思います。
こういったOSA-Ⅱのような体系化された評価ツールを身に着けておくことは、作業療法士として必用なことでしょうね。

作業療法士は語りたい!

人間作業モデルについては学校で習いましたけどぼんやりとしか理解できていないんですよね。
たしかに机上だけではイメージ付きにくいかもね。
ただ臨床や現場で目の当たりにする課題と、人間作業モデルの考え方を組み合わせていくと、
すごい納得できたりすることがあるんだよね!