1日1分で効果あり?認知症予防のための「健脳」習慣について!

リハビリに関する新刊をよくチェックするんですが、この「死ぬまでボケない 1分間“脳活”法」は非常に面白そうな内容です!
この著書の紹介を読んでいたら、非常に認知症の方に関わる作業療法の現場に有益な情報がたくさんあると思い、今回ご紹介します!
認知症予防のための習慣…「健脳」習慣って、流行ると思うんですよね!

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健脳習慣とは?

脳は使用すれば使用するほど活性化し、いつまでも「健康」な状態でいられます。
ただ漫然となんとなく生活している高齢者よりも、自分の仕事や趣味に積極的になって、いつまでも(見た目だけでなく)若々しい…これは周知の事実ともいえます。
そんな“健康な脳”でい続け、決して認知症なんかとは縁遠い暮らしをするための習慣…それが「健脳習慣」といえます。

認知症予防のための3か条

そもそも認知症になりにくするために必要なことってなんなのでしょうか?
この著書では以下の3つの“当たり前なこと”を提唱しています。

1.からだを動かすこと
2.食生活に気を付けること
3.心にいつもときめきを持つこと

…これ、昔からよく言われていることですよね!
でもこの“当たり前なこと”が以外にできないものなんです。

からだを動かすこと


まず「体を動かすこと」が認知症予防に最適という点についてです。
なんとなく運動が認知症の予防にいいということはわかっていても、その理由やメカニズム…という点に至るとちょっと「???」となってしまう方が多いような気がします。
(それほど当たり前なこと、とも捉えられますが。)

作業療法士というリハビリの専門職の観点から考えると、運動をすることで、

・交感神経が優位になり、全身だけでなく脳への血流量が向上するから
・運動覚をはじめ様々な感覚入力が脳を刺激するから

といった理由が認知症予防につながると考えられます。

この「感覚入力」についてはまたどこかでまとめて執筆しますが、人間が成長するため、成長を維持するためには様々な「感覚入力」や「感覚体験」が必要と考えられます。
この「感覚」は人間が社会的に成長するうえでの「栄養素」と捉えています。

また、著書での運動の項目では、特に手足や顔といった末端部分の運動が効果的と記されています。
これは末端部部分の運動を意識して行うと、無意識に体幹といった中枢部をしっかりキープしようとする運動のメカニズムに由来するもの…とも考えられます。
これ、作業療法を始め、リハビリの世界では結構メジャーな方法なんですよ!

食生活に気を付けること


もちろん食生活も認知症予防には必要不可欠な項目です。
ただしこの著書で重要視されているのは、その食生活の「栄養」といったものだけではなく、

「1分間、納豆を丁寧にかき混ぜてから食べる」
「目をつぶって味わう」
という「食べるという作業」についてです。

1日3回の食事を単純に「栄養の補給」ではなく、以下に五感を刺激する「体験化」するかという点が、認知症の予防につながる…ということといえます。

そう考えると、理想の食事というものは、

・たくさんの種類の料理を“目”で楽しんで、
・それぞれの料理の“香り”をしっかりかぎ分け、
・食べる際の“音”や“会話”にも注意を払いながら、
・歯ごたえ、舌触りを感じながら“味わう”
・欲を言えば大好きな人と“楽しみ、笑いながら”食事をする!
というような、非常にポジティブな感覚体験にすることが健脳習慣につながるといえます。

心にいつもときめきを持つこと


「ときめき」というとどうしても色恋を連想しがちですが(笑)、決して異性に対してのみの「ときめき」だけではなく“あらゆる体験に対してのときめき”という捉え方が正しいかもしれません。

それこそ、

・就寝時、1日を振り返り次の日をどう“ワクワク”して過ごそうか考えながらベッドに入る
・起床時、朝の光や澄んだ空気などを楽しむ
・外出の際は素敵に思われる(思う)ためにおしゃれを楽しむ
といったことがあげられます。

ちなみに「おしゃれをする」という点にフォーカスしてみると、「もう高齢だからなんでもいいや」ではなく「高齢だからこそかっこよく、素敵にみられるようにしよう!」という意識変換が必要と考えられます!

以前、作業療法士が化粧品メーカーと共同で認知症の女性に対して化粧をすることで、認知症の予防や進行低下につながった…という事例報告がありました!
いつまでもおしゃれでいることは、喪失体験が多いとされる高齢者の自尊心を取り戻す一助にもなります。

まとめ

今回ご紹介した死ぬまでボケない 1分間“脳活”法は、高齢者の医療や福祉、リハビリテーションに関わる作業療法士としても非常に有益な1冊であると思います。

作業療法士は語りたい!

たしかに多趣味でいろんなことを楽しんでいる人って、
いつまでも若々しいですし、認知症とは縁遠い印象ですよね!
多動力の記事でも触れたけど、いろんなことに興味を持ってどんどん行動したほうが、しないよりもメリットが多いんだよね!
楽しんでたくさん“行動する”ことが、健脳習慣にも脳活にもつながるんですね!

参考記事:1日1分の認知症対策 脳の活性化を促す「健脳」習慣のススメ!

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