脳卒中当事者であり理学療法士でもある小林純也さんに、『脳卒中フェスティバル』の魅力について取材してきました!

脳卒中(脳梗塞・脳出血)の方やその家族、そして支援するセラピストが本気で楽しむ文化祭「脳卒中FESTIVAL2017(以下“脳フェス”)」が10月29日(日)に行われます。
このイベントは脳卒中を発症した当事者、そして支える人たちの交流や社会復帰を促すために行われるイベントですが、なにより実行委員長の小林純也さんは過去に脳卒中を発症した当事者であり、その経験を強みに代えて現在は理学療法士としての道で活躍され、そしてこのイベントの企画、運営を行っています。
そこで今回はこの『脳卒中フェスティバル』の実行委員長である小林純也さんに取材してきました!!

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脳卒中フェスティバルへの想いについて

-今回の脳卒中フェスティバル(以下脳フェス)を企画し、開催するにあたっての小林さんの想いについてお聞かせください。

私自身が、脳卒中患者となってから、理学療法士となった経緯があり、脳卒中の後遺症を持った人と、健常者が同列のところで楽しめる場をつくりたいなとおもい企画しました。
そして“障害は決してマイナスの面だけではない。”ということを伝えたいですね。

脳卒中の当事者としての想いについて


-実行委員会代表である小林さんは、現在PTとして勤務されていますが、20代の時に脳梗塞を発症されているんですね。

僕はもともとボクシングをやっていたんですが、脳梗塞を発症したのがボクサーのプロテストを受ける1ヶ月前だったんです。その原因はわからないんですが、ある日シャドーボクシングをしていたら急に音が消えたんです。「あれ?なんだ?」って思っていたらその次に右側に沈んでいくように倒れてしまったんです。

診断としては左視床の梗塞だったんですけど、運動麻痺だけでなく、感覚は脱失〜重度鈍麻ですし、視野障害で目も見えにくい状態だったんですね。

その後リハビリを約2ヶ月、急性期病院で受けたんですけど、回復期の病院に転院はせずに期限になっちゃったんです。
それでそのまま急性期病院から退院になったんですが、歩き方も分回し歩行だし、階段だって手すりがあってもと難しい状態でした。

それでもボクシングがしたかったんですね。
だけど、退院してから半年たった後、服薬調整に訪れていた外来のドクターから、「もうこれ以上の回復は難しい。ここが限度だ」と言われて…。

-たしかに脳卒中の回復は6か月が一区切りと言われていますからね。

その後、ネットで探した施設に行き、麻痺の回復は6か月だ限界なのかどうか聞いたら、「そんなことないよ」ってあっさり言われて(笑)
そこで訓練を受けたら半年で走れるようになったんです。
その後はボクシングにも復帰しました!

-ボクシングに復帰したんですね!すごい!

でもやっぱり脳に問題があるとのことで、プロにはなれなかったんですよね。
そうなると、右半身のコンプレックスが強まってしまいました。なんとか自分のこの右半身を負い目から強みに変えるにはどうしたらいいか?って必死で考えたんです。
考え抜いたあと、脳卒中患者だったということは、患者側の気持ちも理解できるということで、自分が治療者になったら最高じゃないか?と思い、理学療法士を志しました。

-脳フェスでの特別講演には女優の河合美智子さんをお招きしているんですよね?

そうなんです!
脳フェスを企画する際に、直接企画内容について河合美智子さんサイド河合さんの窓口でもある峯村純一さんからご返信いただいたんです。
それで直接打ち合わせの場に行ったら河合美智子さんご自身もいらっしゃって!

そこでダイレクトに脳フェスについての想いをずっとお話させていただいたんです。
そうしたら河合さんから「脳卒中でフェス?すっごい面白そう!」って反応をいただいて。
特別講演の出演だけでなく、1日スタッフとして参加したいです」と快諾していただいたんです。特別講演の出演に快諾していた。

脳フェスの見どころについて!


-小林さんの行動力の賜物ですね!!脳フェスでは他にも多くのイベントが予定されていますが見どころについて教えてください!

もう全部ですね!(笑)
全ての項目で脳卒中の人がメインになっているので!

ちょうど時期的には2020年の東京パラリンピックも注目されていることもあって、国際大会で優勝経験もある卓球パラリンピック代表候補選手の玉井 英雄選手と卓球チャレンジができるイベントも準備しています!
あとは脳卒中当事者の方をモデルとして、メイクやユニバーサルデザインな服やアクセサリーを使ったファッションショーも企画しています!

-すごい盛りだくさんの内容ですね!!

あと…この度『脳卒中患者だった理学療法士が伝えたい、本当のこと』という自分の体験を記した書籍が、三輪書店さんから出させていただけるんです。脳フェスの会場でブースもご用意させていただいていますので、ぜひ手に取って読んでいただけたら嬉しいです!

-では最後に脳フェスまで一か月を切りましたが、最後に何かメッセージをお願いします。

“脳フェス”という名前ですが、ぜひ脳卒中だけでない方にも来ていただきたいなと思ってます。
そして脳卒中になった人でもこんなに楽しんでいるんだ、ということを見て実感していただきたいです!
あとはリハビリの学生にも来ていただきたいなと。
臨床に出るまえに脳フェスに参加したら、絶対価値観変わると思いますので!

ぜひ、10月29日は“大人の文化祭”のような脳フェスにお越しください!

脳卒中フェスティバル2017
日時:2017年10月29日(日) 12:00開演
会場:〒110-0015 東京都台東区東上野2-18-7 共同ビル 2F/3F  TKP上野ビジネスセンター/いいオフィス上野

Twitter:@noufes_info
公式サイト:http://noufes.com/

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