キャリア

“作業療法って結局なに?”って迷ったら、国内の先人・偉人による名言から振り返ったらいいと思うんよ!

 

作業療法を臨床や現場で行っていけばいくほど、汎用性の高さもあって「結局作業療法ってなにさ?」ってなりがちです(苦笑)。
というわけで、作業療法を名言から振り返るシリーズ第2弾!
今回は国内の先人、偉人による名言です!

菅修

昭和時代の精神科医で、東京府立松沢病院で作業療法による治療を行っていた“菅修”医師は、作業と心身の関係性について、

「作業欲の欲求阻止は心身に障害をもたらす、作業欲の充足は心身の調子を整え、健康を維持する」
…と述べています。

また、作業が持つ治療的側面については、

「障害の治療機転を促進する」
…との言葉も残しています。

秋元波留夫



精神医学者でもある“秋元波留夫”氏は、作業について、
「人間本来の生存目的、働きかけ、人間性を回復させる手段である」
…と述べています。
また、
「傷害された精神を治療する」
…という言葉からも、作業療法の核となる部分について触れています。

呉秀三



日本における精神病学の創立者でもある“呉秀三”氏は、作業のもつ特性について、
「精神的潜勢力の開始、心身の修養、練習、休養(病的観念からの転誘)に有益である」
…と述べています。

加えて、

「非拘束・開放的処遇」
…と、精神疾患をもつ患者の処遇という点からも、作業がもつ効果を強く理解していたようです。

田村春雄


作業療法の教育的な立場で高く貢献した“田村春雄”氏は、身体障害領域における作業療法について、

「身体機能改善の手段、過程において要求される各種の動作を利用し、障害部位の機能改善をはかる」
…と述べています。

また、

「過程において要求される各種の動作を利用し、障害部位の機能改善をはかる」
…と作業活動による身体機能の改善効果について述べています。

鈴木明子


日本における作業療法の歴史』の著者でもある“鈴木明子”氏は、作業について、

「心身の治療手段および予防的機能をもつ」
…と述べています。

また、作業の本来の意味を広い視点で捉え、

「広義の作業は本人に生きがいを感じさせながら行う活動療法である」
…との言葉も残しています。

矢谷令子



日本作業療法士協会長を最も長く務め、作業療法の発展に多大な貢献を果たしてきて、作業療法の世界的権威と評価されている“矢谷令子”氏は、
「ニーズに適用して効果を出す」
…と、作業療法について述べています。
また、作業療法の目的として、
「疾病や障害をもってはいても、個人が可能な力としての諸能力を具体的に身につけることである」
…という言葉を残しています。

高木憲次



大正から昭和後期にかけての整形外科医でもあり、“肢体不自由児の父”とも呼ばれていた“高木憲次”氏は、作業について
「回復能力と残存能力と代償能力の緩和である復活能力を有効に活用させ、自活の途の立つように育成する」
…と述べています。

臺(うてな)弘



医学者でもあり、精神科医でもある“臺(うてな)弘”氏は、作業の手段的役割について、
「生活に学ぶという学習手段である」
…と述べています。

野村実



サナトリウムでの医療現場に作業療法を取り入れた医師である、“野村実”氏は、

「社会復帰だけを目的とするものではなく、生活に生きる喜びを与え、生命の意味を味わわせるために欠くことができない」
…と作業がいかに生活を支えるものかについて述べています。
また、
「生活に生きる喜びを与え、生命の意味を味わわせるために欠くことができない」
…との言葉も残しています。

まとめ

現在の作業療法…を考えると、どうしても手技やテクニック、理論といったものをベースに考えがちですが、
こうした日本の作業療法の創世記に貢献した方たちの名言を振り返ってみると、作業療法のもっと根幹の部分を改めて考えさせられますね!

作業療法士は語りたい!

これらの名言を見てみると、作業の持つ役割や効果には“生きがい”って部分につながるように感じますね!
「生活を構成する作業や活動を支援する」と言っても、
その作業、活動は果たしてそのクライアントにとっての「目的」なのか「手段」なのかは明確にしておくことが必要だろうね!
その上でクライアントの生きがいにつないでいくことが重要なんでしょうね!

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OT愛東

臨床15年目の作業療法士。
作業療法士としてのキャリアと同時に、音楽関係、アパレル関係、ナイトビジネスなどの経験を経て現在ウェブ事業の展開も行っている。
現在は作業療法士のキャリアアップを目的としたウェブメディア『作業療法プレス』をはじめ、複数のブログメディアを運営。
また、自身の様々なキャリアから、改めて「働き方」を考え、支援するために“働きにくさをリハビリする”産業作業療法研究会を設立。
日本作業療法士協会会員・日本職業リハビリテーション学会員・両立支援コーディネーター

OT若菜

臨床3年目の新人作業療法士。
手先が器用なため、手工芸を用いたアクティビティでの介入が得意。
これといった趣味はなく休日は家でダラダラしている。
現在彼氏募集中。
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