身体障害へiPhone・iPadができる8つのサポート機能について

iPhoneやiPadといったデバイスを使用したくても、身体に障害があるために上手に使えない…というケースを臨床や現場でみることがあります。
パソコンを使用しやすくするためのアクセシビリティ機能があるように、スマホやタブレットにも操作をしやすくするためのサポート機能が搭載されているのですが、ご存知でしたか?
今回は『身体障害へiPhone・iPadができるサポート機能』についてまとめてみました!

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iOSの操作サポート



iPhone/iPadのOSである“iOS”の身体障害に適応できるサポート機能としては、以下の8つがあげられます。

スイッチコントロール


スイッチコントロールを利用することで、1つor複数のスイッチ操作によってiPhone/iPadをコントロールすることができます。
設定の種類としては

新しいスイッチを追加する
スイッチコントロールのON/OFFを切り替える
スイッチコントロールを使う
設定を変更する
の4つがあります。

このスイッチコントロールの設定によって、様々なスイッチハードウェアをBluetoothによってiPhone/iPadにつなげることができたり、項目スキャンやポイントスキャンによって操作が可能になります。

Assistive Touch


iPhone/iPadは多機能であるため、様々な操作をするコントロールパネルが一か所にまとまっておらず、タッチコントロールの操作が複雑な場合があります。
これは身体機能に障がいがある人にとっては非常に困難な課題になります。
そんなときはアクセシビリティ機能の“Assistive Touch”を使うことで、ホームボタンや音量といったボタン操作などを一括して画面上の円形のメニュー内に表示させることができます。

また、Assistive Touchはオリジナルのジェスチャ(指操作)を登録しておくことができる「カスタム」機能があるため、より動かしやすい操作方法で扱うことができます。

タッチ操作


iPhone/iPadはタッチ操作が基本ですが、身体障害がある場合この「指でタッチして操作する」という動作が非常に困難な場合があります。
その場合はiPhone/iPad側のタッチの反応速度や感度を調整することでタッチミスの軽減や操作のしやすさを図ることができます。

3D Touch


2015年に発売されたiPhone 6s/6s Plus以降、画面を押す強さによって様々な操作を行うことができる機能である「3D Touch(タッチ)」が搭載されました。
この画面を指で押す強さの感度を調整することも、身体障害がある方にとってのiPhone/iPad操作しやすさにつながります。

キーボード


iPhone/iPadのキーボード設定にはソフトウェアキーボード、ハードウェアキーボードの2つの設定があります。
ソフトウェアキーボードの設定では、小文字キーの表示のON/OFF、ハードウェアアキーボードの設定では、Bluetoothで外部接続したキーボードの「キーのリピート」「複合キー」「スローキー」のON/OFFを設定します。

シェイクでの取り消し


iPhone/iPadはその操作を取り消す場合シャカシャカとシェイク(振る)ことでひとつ前の操作を取り消すことができます。
このシェイクでの取り消し操作のON/OFFの設定を行うことができます。
不随意運動がある方には、このシェイクでの取り消し操作をOFFにすることで操作ミスを減らすことができます!

ホームボタン


iPhone/iPadのホームボタンの調整を設定することで操作ミスを減らすことができます。

簡易アクセス


「簡易アクセス機能」とはホームボタンを2回軽くタップすることで、画面上部が下がり、親指が届く…という機能です。
*ホームボタンを2回押しだとマルチタスク画面になってしまいますのでご注意!あくまで「軽く2回タッチ」です!

まとめ

このように身体に障害がある場合でもiPhoneやiPadを操作しやすくする機能はたくさんあるので、クライアントがスマホの操作がしにくい…という課題があれば積極的に試してみる必要があります。
少しでも操作ミスを減らし、使いやすくすることで“デジタル‐デバイド”を失くすこということもOTにとっては重要な視点かもしれません!

作業療法士は語りたい!

このアクセシビリティ機能って、私たちでも使いやすくするためには知っておいて損ないですよね!
「簡易アクセス」機能なんかは片手でスマホ操作するときは非常に便利だからね!
そういった意味でも、
iPhone/iPadにもユニバーサルデザインの概念が浸透していると言えるかもしれないですね!