福祉用具

リハビリの臨床や現場でアプリを使用するメリット・デメリットについて!

 

iPhoneやiPadといったスマートフォン、タブレット機器の普及に伴い、様々なリハビリテーションに役立つアプリが開発、リリースされています。
今回はそういったアプリをリハビリの臨床や現場で使用するメリットとデメリットについてまとめてみました!

アプリを使うメリット、デメリット

病院や施設で作業療法士や理学療法士といったリハビリスタッフがアプリを使用する際の考えられるメリット、デメリットについては以下のとおりです!

メリット

印刷コスト削減


ペーパーレス化に伴うメリットとしては、この印刷コスト削減があげられますね!
プリント印刷やコピー用紙にかかるコストって結構バカにならないと思うんです。
個人のレベルならまだしも、それが多くの職員がいる病院や施設だったら…(苦笑)。

持ち運びやすい


院内や施設内をあちこち移動しっぱなしのリハビリスタッフにはこの“持ち運びやすい”というのは非常に大きなメリットになります。
階段を上がってやっと病室に着いたと思ったら、検査器具や用紙が足りなくてもう一度リハビリテーション室に戻らなきゃ…なんてこと、結構経験あるかと思います。
ましてや重い文献やかさばる検査器具ならなおさらです。

整理しやすい


基本的に多くのリハビリスタッフが仕事で使用する用紙や器具を共有することになるので、
いざ使おうとしたらみつからない、あるべき場所ではない場所にしまってあった…なんてことも多くあるようです。
皆が整理整頓をしっかりできていればいいんでしょうけど…そうもいかないのが現実ですからね(泣)。

検索しやすい


ペーパーレス化…つまりアプリをはじめとするデジタルの強みは、探しているものがみつけやすくなる点にもあると思います。
アナログの場合だとどうしても「あれ、どこに書いてあったっけ?」という時にみつけるだけで時間のロスになってしまいますからね。
アプリではないですが、個人的に文献や資料などは電子書籍化してiPadに同期して検索しやすくしています!
→文献や論文をpdf化すると検索しやすくなるって話。

イメージしやすい


アプリによってはテキスト文章のみではなく、画像やイラスト、動画を使用しているものも多いため、非常にイメージしやすいってのがメリットかなと思います。

情報共有しやすい


アプリの機能にもよるのでしょうけど、そのデータ情報を共有しやすいというのもデジタルでのメリットかなと。

デメリット

周囲の理解が必要


やっぱりまだ病棟でスマホやタブレットを操作しながらのリハビリ…ってなると物珍しさからか理解されない場合もあるようです。
もっと一般的になれば問題はないのでしょうけど、そうなるまで少し時間がかかるのかもしれません。

個人情報保護を意識しないといけない


アプリをインストールしているパソコンやスマホ、タブレットはインターネット環境に接続してある病態なら個人情報の漏えいの危険性があります。
医療、介護は特に個人情報に敏感なことからも情報保護には注意しないといけないかもしれませんね。

データバックアップ


アプリを使用して入力したデータも、バックアップしていないと万が一データ破損した場合に業務に支障ができてしまいます。
サーバーを別にする、複数のバックアップをするといった工夫が必要になるかもしれません。

メモの自由度が低い


紙などのアナログの場合はすぐにペンによってメモができますが、デジタルの場合だそのソフトやアプリの仕様によってはメモができない場合もあります。
その点で自由度が低いかもしれませんね。

使いこなすまでに時間がかかる


デジタル機器を問題なく使用できる人とそうでない人との格差…つまりデジタルデバイドについても考えないといけないかもしれません。
アプリやソフトの使用が一律化すると、必ず使いこなせなくなり業務効率低下を招くグループが出てきます。
そういったグループに対しての救済措置は事前に考えておかないといけないかもしれません。

ネットワークの影響を受ける


wi-fi環境などが整っていれば問題ないのでしょうけど、やはり医療機関は個人情報漏えいに敏感な点から、リスク回避として自由に使用できるwi-fi環境でない場合が多くあります。

まとめ

アプリは非常に便利な反面、個人情報保護や自由度が低いといったデメリットも持ち合わせています。
場面や状況に合わせて使用することが重要でしょうね!

作業療法士は語りたい!

今後遠隔治療やオンライン診療といったITと医療の融合に伴って、
アプリを使用してのリハビリサービスを提供する機会は増えてくると思うんだよね!
全てがアプリやITに移行するわけではないでしょうけど、
やはり道具としては非常に有効的ですから普及するのも早いかもしれませんね!
 

関連記事

  1. 高齢者にも適応!視覚障害で画面が見えにくい時のハイコントラスト設…
  2. 福祉用具やICT機器を導入する際のポイントをまとめてみた!(運動…
  3. ITとICT、IoTの違いについて調べてたら、作業療法士の知識に…
  4. きちんと区別できる?日常生活用具給付制度と補装具支給制度の違いに…
  5. IoTがもたらす医療、介護、リハビリ(作業療法)の発展と可能性を…
  6. 作業療法士が支援技術(AT)を利用することで可能となる5つのこと…
  7. 高齢者の視覚に関する4つの症状とパソコン画面設定まとめ
  8. AAC(拡大代替コミュニケーション)について知っておくべきいくつ…

おすすめ記事

TMT(トレイルメイキングテスト)のカットオフ値と平均値、方法や注意点について 失語症に対しての就労支援の際のポイントや視点、利用できる支援サービスをまとめてみた 高次脳機能障害に対しての作業療法的介入の3つの原理について
“作業”とはすなわち“目的活動”である!
複雑すぎ!!CHART日本語版によるIADL評価と採点方法について
Sponsored Link

OT愛東

臨床15年目の作業療法士。
作業療法士としてのキャリアと同時に、音楽関係、アパレル関係、ナイトビジネスなどの経験を経て現在ウェブ事業の展開も行っている。
現在は作業療法士のキャリアアップを目的としたウェブメディア『作業療法プレス』をはじめ、複数のブログメディアを運営。
また、自身の様々なキャリアから、改めて「働き方」を考え、支援するために“働きにくさをリハビリする”産業作業療法研究会を設立。
日本作業療法士協会会員・日本職業リハビリテーション学会員・両立支援コーディネーター

OT若菜

臨床3年目の新人作業療法士。
手先が器用なため、手工芸を用いたアクティビティでの介入が得意。
これといった趣味はなく休日は家でダラダラしている。
現在彼氏募集中。
PAGE TOP