キャリア

成功率6%?- 作業療法士が起業する際やってはいけない10のこと

 

作業療法士をはじめ、様々な理学療法士といったリハビリ関係者にお話しを聴いていると、結構話題にあがるのが“起業”についてのお話。
病院や施設といった組織に所属するのではなく、それが株式会社でも社団法人でも自分で組織をつくるということは一つの魅力的なキャリアでもあります。
ただやっぱり“起業”はできてもそれを維持するのは非常に難しいんだなと…。
そこで今回は『作業療法士が起業する際やってはいけない10のこと』についてまとめてみました!

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1.友達と一緒に起業すること




– 気の合う仲間、友人と一緒に起業をするってパターンは、多くの場合後々揉めるようです。
あと『以前からお世話になっている』的な人との起業も失敗しする確率高いようですね(苦笑)。
それでもどうしても…という場合は利益やリスク分配などのルールを事前にきちんと決めておかなければなりません!

2.十分な資金を準備していないこと




– 起業した直後であるいわゆるスタートアップの段階では、その事業はほとんど利益がないと思ってた方がいいようです。
開業資金、そして運転資金をしっかりと事前準備しておかないといけません。

3.生活費を確保していないこと




– 起業してすぐは利益がないので、生活だってかなり苦しいものになります。
貯金を切り崩して…の生活なのでこれが家族持ちとなったらなお大変でしょうね。
事前に十分な生活費を準備しておくか、生活費がきちんと入るような工夫をしておかなければなりません。

4.見込み客を把握していないこと




– これって起業する前に十分できることなんだと思います。
起業するジャンルがどんな分野であれ、自分の商材やサービスの見込み客をしっかり調査、把握しておかないといけません。
起業してから新規の顧客獲得をしようとしてもやはり後手に回ることになってしまい、事業継続自体非常に苦しくなってしまいます。

5.マーケティングをしっかりしていないこと




– 訪問看護ステーションやデイサービスといったエリアビジネスならなおさらでしょうが、需要がないエリア、客層にいくら自身の事業をアピールしても利益につながることは困難です。
自分の提供する商材、サービスがきちんと受け入れてくれるものなのかどうかというマーケティングをしっかりとしておく必要があります。

6.事業計画書を書いていない




– 「事業計画?そんなもの頭に入ってるから大丈夫なんだよ!」と大見得を切って起業して、すぐに借金まみれになった人を僕は知っています(過去におもいっきり巻き込まれた経験があります)。。
事業計画すらかけない人が経営なんぞできるわけないんですよね(苦笑)

7.全てを一人で行おうとすること




– 作業療法士、理学療法士といったリハビリセラピストをはじめ、技術職といった“職人あがりの起業家”に多い傾向ですが、すべてを一人で行おうとすると必ずパンクします。
BPOでもアウトソーシングでもなんでもいいので頼めるものは外部委託するなりして身軽に動けるようにしたほうがよいのかと思います。

8.家族の許可を得ていない




– 特に既婚で家族持ちの場合、家族の許可を得ていない状態での起業は非常にリスキーです。
男性は特にですが、いわゆる「嫁ブロック」が発生しますので、まずは家族の協力をしっかりと得られるような状態にすることが先決かもしれません。

9.流行りの商材を選んでの起業




– 「最近○○が流行っているから」という理由なだけで参入するのは危険と言えます。
大抵その状態だと競合が多すぎたり、大手が市場を独占していたりするので労力の割には利益が非常に少ない…なんて状態に陥りやすくなります。
できる限りニッチな市場を狙うことが重要なのかと個人的には思ってます!

10.考えすぎる




– とはいっても、あれもこれも「考えすぎる」と起業なんてできないんだと思います。
考えすぎるくらいなら行動しろってのはよく言われることです。
もちろん考えなしに行動するのも危険ですが、なにより実際に動きながら修正を加えていく…というスタイルが理想的と言えます!

まとめ

現在作業療法士、理学療法士は非常に飽和状態にあります。
「年収が上がらない」、「将来に不安がある」、「今の仕事にやりがいを感じられない」…起業する理由なんて様々だとは思いますが、しっかりと準備したうえで失敗しない起業をする必要があると言えます。

作業療法士は語りたい!

今まで法人化はしていないけど、様々な個人事業を立ち上げた経験者からすると、
「箱もの」のビジネスはおすすめしないね。
リハビリ業界でいうと…サロンとかが当てはまりますかね?
やっぱり収益に関わらず、毎月多くの固定費がかかるビジネスモデルは軌道修正しにくくなっちゃうからね。
最初は小さく事業を始めて、テストを繰り返して、軌道修正を加えながら“育てていく”って発想が重要かもしれないですね!

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OT愛東

臨床15年目の作業療法士。
作業療法士としてのキャリアと同時に、音楽関係、アパレル関係、ナイトビジネスなどの経験を経て現在ウェブ事業の展開も行っている。
現在は作業療法士のキャリアアップを目的としたウェブメディア『作業療法プレス』をはじめ、複数のブログメディアを運営。
また、自身の様々なキャリアから、改めて「働き方」を考え、支援するために“働きにくさをリハビリする”産業作業療法研究会を設立。
日本作業療法士協会会員・日本職業リハビリテーション学会員・両立支援コーディネーター

OT若菜

臨床3年目の新人作業療法士。
手先が器用なため、手工芸を用いたアクティビティでの介入が得意。
これといった趣味はなく休日は家でダラダラしている。
現在彼氏募集中。
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